毎日の礼拝

毎日のお話

2024/01/26

與那城 初穂(聖書科)

【聖書:詩編 56編 9節】

 

 先週、クリスマス献金をささげた「聖地の子どもを支える会」の井上代表からお礼の電話をいただきました。その時、ガザで起こっている紛争を、一人の青年の人生を破壊する理不尽な出来事として新たにとらえ直す機会がありました。誰かの、また自分の悲しみに向き合うことは簡単ではなく、受け入れがたいことも多々あります。しかし、生きていく上で悲しみは必ず経験することです。詩編の詩人は、神は悲しみをそのまま受け入れてくださるという信頼に立って、「あなたの革袋にわたしの涙を蓄えてください」と祈りました。悲しむことができる力は、これから生きる力と結びついているのではないでしょうか。