毎日の礼拝

毎日のお話

2024/01/18

Hさん(54回生)

【聖書:ルカによる福音書 22章 27節】

 

 私は敬和に来てから、自分らしくいられて、成長を感じることが多くなりました。しかし、逃げてしまったことが何度もありました。1年生の時、修養会実行委員になりました。私はグループのリーダーをすることになりましたが、日に日に仕事は多くなっていき、もう嫌だと逃げ出してしまいました。結局、人にやってもらうことが多く、楽な道を選んでしまいました。修養会が終わって、私は後悔しました。いろんな人に助けられてきたのに人を助けることはできませんでした。3年生になり、フェス本部に入りました。一度経験していたこともあり、楽しく協力して準備をしていました。フェスがもう少しに迫ってきた時、私はコロナに罹ってしまいました。最後のフェスに参加することはできず、私の努力は無駄になってしまったのではないかと落ち込みました。でもフェスが終わったあとみんなは楽しそうに笑顔でやり切ったような顔をしていました。そんな姿をみて、私が頑張ってきたことは無駄ではなかったと思わされました。フェス本部の仲間たちは写真を貼ったり、エンディングで名前を呼んでくれたりといろんなことをしてくれました。私もフェスに参加できたような暖かい気持ちになったのを覚えています。

 今日読んでいただいた聖書の箇所には、食事の席に着く人と給仕する者が登場します。私はずっと食事の席に着く人です。問題に向き合わず、人に助けてもらってばかりいましたが、敬和に入り、人のためにできることが多くなりました。私も少しは給仕する者になれたと思います。しかし、まだ私は周りからとても助けられながら生きています。これから少しでも多くの人の助けになれるようにしていこうと思います。