毎日の礼拝

毎日のお話

2024/01/23

藤巻 伸(地歴・公民科)

【聖書:マタイによる福音書 24章 38節-39節】

 

災害が多発するこの国で、生徒に「生き抜いてほしい」という思いが、ここ二年ほどで強くなった。能登半島地震が発生したからというわけではない。

災害について学ぶ中、被災した状況の中で女性に更に過酷なことが起きている事実に言葉を失った。災害はそこに住んでいる人に等しく起こるが、女性が避難した先で苦しい立場にいることを、男性は心に留めておかなければならない。

社会科の教員として、地理の地形、そして災害について「災害から自身を守るための知識」として、生徒に伝えなければいけない。更に学びを深めなければと心に決めた。

近年は「防災」だけでなく、「減災」という言葉も使われている。起きた時のことを想定して、備えることが必要だ。「備え」は災害だけでなく人生においても必要なことである。

少年老い易く、学成り難し。将来後悔しないよう、それぞれ備えを積み重ねていってほしい。