毎日の礼拝

毎日のお話

2023/11/29

中野 眞由美(国語科)

【聖書:箴言 14章 8節】

 

日本映画「ゴジラ-1」を鑑賞しました。終戦間際から終戦直後という時代を生きる日本人の、現在とは全く異なる価値観。特異な時代の洗脳による教育と同調圧力の強さ。折れそうになりながらも自分の居場所を見つけ、戦い、立ち直っていく人間のたくましさを描いていました。

「ゴジラ-1」は、確かに反戦映画であり、核の保有や実験にNOを突き付けています。しかし、その一方で、太平洋戦争開戦や戦時中の日本軍の行いに関する、日本国の責任等については言及していません。

戦争渦中にあった国々の中に、「絶対的善の国」が存在しないことを私たちは知っています。