今日のランチ

今日のランチ

2023/11/10

今日のランチ(2023.11.10)

大豆カレー&雑穀ごはん・野菜スープ・牛乳・スイートポテト

20231110

 

 

 今日は金曜日。金曜のランチはいつも以上に楽しみだ。そして今日はカレー。しかも、普通のものとは一味違うようだ。大豆カレーwith雑穀米。雑穀米にあわせるカレー?楽しみで、いつもより早くランチに向かう。ランチ行列に巻き込まれたくないからだ。

 

 盛られたカレーを見てわかった。今日はキーマカレーだ。最近、キーマカレーの素を我が家でもよく使う。これまでは中辛のものしかスーパーに並んでいなかったが、最近では甘口が並ぶようになったからだ。小学生の子供に中辛はまだ早い。その我が家のキーマカレーと比べてみると、ここのカレーはなぜだか美味く感じる。大人数のそれを大量に作るからだろうか?それとも、空腹のせいだろうか?雑穀米にもよく合う味だ。当然、おかわりに向かう。白いご飯が用意されていたので、2杯目は白いご飯を大盛にもって、そこにルーをかけた。不思議だ。このカレーは雑穀米に一番合う。そのように作られているのだろうか?白ご飯を盛ったことに後悔しながらも、おかわりをおいしくいただいた。

 

 不思議なことに、カレーを食べると、次の日に無性にもう一度カレーを食べたくなる。この前、カレーを食べた金曜日の次の日。つまり土曜日に、どうしてもカレーを食べたくなり、万代に向かった。そう、お目当てはバスセンターのカレーだ。少し辛めのあのカレーは私の大好物である。真夏の暑い日にも、汗をだくだくにかきながら食べに行く。向かいのパーキングに車を停めて、大盛カレーが650円。駐車代と合わせて850円。ランチ代にはベストな設定だ。車を停めて、バスセンター前の横断歩道を渡りきる時に、目の前の若い女の子が、こちらに手を振っている。こっちを見ているが、彼女の目的の相手が私であるわけがない。ここで自分に手を振っていると勘違いして、手を振り返そうもんなら、ただの変態オヤジだ。そう思い、後ろにいるだろう、彼女の相手を振り返ることもなく、彼女の脇を過ぎ去ろうとしたら、意外にも声をかけられた。卒業生だった。49回生の寮生のHさんだ。

 

 情けないことに、あまりにも意外に声をかけられ、私の思考は時間が止まってしまい、その時は誰だか思いだせなかった。思いだせない彼女に、月並みの言葉をかけて彼女と別れた。その返事からも彼女が生き生きと今を過ごしていることがよくわかった。

 

 カレーを食べながら、彼女のことを思い出す。落ち着いて考えると、いろんなことが思いだされてきた。そういえば、寮生活でもいろんなことがあった彼女だ。つい先ほどあった時の様に笑顔でない時間もたくさんあった。そんな彼女が、今をしっかり生きていることがとにかくうれしく思えた。大好きなカレーを食べて、お腹も心も満たされるそんな一時であった。悔やまれるのは、会話を交わしたときに彼女のことを思い出せなかったことだ。思いだしていれば、もっと素晴らしい時間を過ごせたに違いない。バスセンターのカレーで頭がいっぱいだった自分を恨む。同じようなことがまたあるかもしれない。気を引き締めて日々を過ごしていこう。(S.M)