毎日の礼拝

毎日のお話

2023/11/06

與那城 初穂(聖書科)

【聖書:エレミヤ 29章 11節】

 

 先週、チャペルで「国際正義平和アシュラム」のコンサートが行われ、台湾基督長老教会の牧師、高俊明さんの詩「サボテンと毛虫」に曲がつけられたものが披露されました。高俊明さん(1929-2019)は台湾民主化運動の最中、逮捕され刑務所で過ごした時にこの詩を書きました。サボテンや毛虫が与えられたと嘆くほどの困難を経験しながら、彼は神がサボテンに花を咲かせ、毛虫を蝶とする方だということを信じていたのです。東日本大震災の時、この詩は多くの人に慰めと希望を与えました。不安や恐れで心がふさぐことが多くあります。それでも、神はわたしたちに目を留め、災いではなく、平和を与える計画を持っておられます。そして、その計画にわたしたちも一緒にかかわって、歩んでいこうと招かれています。