自分探しの敬和学園で 人を、自分を、好きになる。
2023/06/10
【聖書:イザヤ書 40章 9節】
高い山に登れ
良い知らせをシオンに伝える者よ。
力を振るって声をあげよ
良い知らせをエルサレムに伝える者よ。
声をあげよ、恐れるな
ユダの町々に告げよ。
さて、今日はいよいよフェスティバル(学園祭)2日目です。
今まで3年間、コロナのために制限のある形でしたが、今年は完全な形で行うことができます。
先ず、その恵みに感謝したいと思います。
私は、フェスティバルの時、敬和生の中の一番良いものが現れてくると感じています。
一人ひとりのさまざまな思い、感情が生き生きとした表情として現れます。お互いを認め合う気持ちが学園に広がります。
誰もが同じ敬和生として、近くに感じられるようになります。
それは大きな花が咲き、その良い香りに学園が包まれるかのようです。
まさにBlooming Revolution !
そして、2日間、敬和生は魔法にかかったように輝き続けます。
なぜ、敬和生はこんなに輝くことができるのでしょうか。
それはこの行事が、生徒自身によって、力を出し合って作られるものだからです。
どんなに能力のある人でも、これだけの行事を一人では作れません。
力を合わせて、共に困難を乗り越えながら作り出して来たものだからこそ、輝くことができるのです。
その輝きは内面からあふれる、喜びの光です。
今日の一日、その光で学園全体を輝かせてください。
今も世界では、戦争や災害などで被災された方、事故や病気で苦難の中にある方が数知れずおられます。
私たちも、このフェスティバルの喜びが、そのような方々と共にあるものであって欲しいと願います。
皆さんの作り出す大きな光が、世の困難の中にある方々の上にも届くものであって欲しいと願います。
今日の聖書です。
高い山に登れ
良い知らせをシオンに伝える者よ。
力を振るって声をあげよ。
聖書の民であるユダヤの人たちは、かつて(BC.597年)バビロニア帝国(新バビロニア)に征服されたことがありました。
そのとき生き残った人の大半が、バビロニアに強制移住させられるという事件が起きました。
バビロン捕囚といいますが、それは60年間におよびました。
彼らは60年間、異郷の地で苦労を強いられたのです。
今日の聖書は、この捕囚からの解放をイスラエルの民に告げる場面を描いたものです。
良い知らせとは、捕囚から解放され、自由の身になれるというメッセージです。
この良い知らせを伝える者は、天使とも預言者とも言われます。
「力を振るって声をあげよ。」イザヤはその者に告げます。
皆さんも、今日の一日、高い山に登ってください。
さまざまな困難を乗り越えて、ここまで来ることができたのです。
頂上は目前です。
登り切った者だけが目にすることのできる景色を見て、喜びを分かち合ってください。
そして、力の限り声をあげ、地の果てまで届くように、その喜びを伝えてください。
もはや何も恐れるものはありません。
今日までの準備、本当にお疲れさまでした。
上手くできるか、心配な人がいるかもしれません。
しかし、大丈夫です。
敬和生は、本番に強いからです。
どんな困難も、本番では成功に変えてしまうのが敬和生です。
神様が皆さんを支えてくださいます。
今日の一日がそれぞれにとって心に残る素晴らしい日となることを願います。
今朝の敬和