毎日の礼拝

毎日のお話

2023/01/26

Kさん(53回生)

ネヘミヤ記4章1節

 先日体育の授業で、あまり運動が得意でない2人が自ら名乗り出て、競技に参加している場面がありました。うまく動くことができなくとも一つ一つのプレーを必死にこなす彼らを、私はひそかに尊敬していました。ところが彼らがミスをすると、馬鹿にしたような笑い声を上げる人たちがいます。私は腹が立ちましたが、2人はそんなことを気にする素振りさえ見せません。その姿を見て、私は周りばかりを気にしている自分に気づかされました。

 コービー・ブライアントというバスケットボール選手は、シュートを連続して外したことでバッシングされ、笑われました。しかしどんなに笑われてもシュートを打つことをやめず、結果を残しました。ネヘミヤも城壁の再建工事のことでたたかれ、笑われましたが、仲間と共に再建を成し遂げています。

 自分の努力を笑う人を気にする必要はありません。どんなことがあっても、がむしゃらに頑張れる人はきっとかっこよく見えます。また、笑い飛ばすのではなく、難しいことに挑戦している人を優しく、温かく見守ることができる人も増えて欲しいと思います。