のぞみ寮通信

光風館

2011/06/07

光風館通信 第291号(6月5日)

< フェス >
 
いよいよ今週末は“フェスティバル”です。

フェスティバルは、敬和の行事の中でも特に大きなイベントの一つです。フェスティバルを体験した人はわかると思いますが、この2日間で敬和生みんなが燃えに燃えます。私自身も敬和生のときに(特に最後のフェスティバルでは応援(今のダンス)のチーフとして頑張りました)熱い2日間を過ごしました。みんなはきっと今、そのフェスティバルに向けての準備を一生懸命に行っていると思います。
フェスティバルではいろいろなタレント(能力)が求められます。運動能力は競技やダンスに無くてはならないものです。音楽の能力は合唱に、美術のセンスは衣装やパネルなどに必要です。他にも会計、応援、演劇、連合を盛り上げる人、フェスティバル本部の働きを担う人など本当にさまざまな働きがあって初めてこのフェスティバルは良いものとなっていくのです。それはフェスティバル全体だけではなく、各連合にも言えると思います。
 
 毎年夏に、静岡の“つま恋”というところで「ap bank fes」という音楽のフェス(フェスティバル)が行われます。音楽プロデューサー小林武史とミスターチルドレンの櫻井和寿を中心に結成されたBank Bandがホスト役となり、ゲストミュージシャンたちを迎え入れ、ライブを行うビッグイベントです。2005年に始まったこのイベントにはAI、綾香、いきものがかり、井上陽水、ウルフルズ、HY、エレファントカシマシ、大塚愛、小田和正、久保田利伸、桑田佳祐、くるり、GLAY、倖田來未、コブクロ、JUJU、スガシカオ、スキマスイッチ、Dragon Ash、中島美嘉、氷室京介、FUNKY MONKY BABYS、BOA、布袋寅泰、ポルノグラフィティ、MONGOL800、
ゆず、RIP SLYME、レミオロメン、矢沢永吉などなど本当にいろいろなアーティストが出演し、Bank Bandと共にステージを盛り上げてきました(DVDを持っているので今度観よう♪)。皆、それぞれの個性や独自の音楽性を出しつつも、競演するアーティストと共に楽しそうにステージを作りあげていく姿と完成度の高い音楽にいつも興奮させられ、最後には出演陣みんなで「to U」という曲を歌うのですが、このフィナーレで出演アーティストと会場がひとつになったような感動をおぼえさせられます。私は、この「ap bank fes」を観たときに、敬和のフェスティバルを思い出しました。
 敬和生ひとりひとりがさまざまな才能を持ち寄り、作り上げていく敬和のフェスティバル。一生懸命に取り組む敬和生はもちろん、フェスティバルを観に来る保護者や卒業生、学校を見学に来る中学生にも大きな感動を与えます。この感動を敬和生として味わえるのはたったの3回です。持てる力と能力を出し惜しみすることなく発揮して、熱い2日間にしてください!なによりも楽しんでください!きっと、フェスティバルをやり遂げた後、心の中に“なにか”が残るはず!!

(三浦)
 

 
 
 
 

< 好きな自分 好きなこと >
 
 敬和の放課後はフェスティバル活動一色ですね。今週に迫った敬和の一大イベントでもあるフェスティヴァルは、3年生とフェスティヴァルを運営している本部が中心になって準備をしていきます。1年生は初めてのフェスティヴァルの準備に、先輩から言われたことに従ってついていくだけで、何をすればいいのやら解らなくてもついて行ってる様子です。2年生は、2回目のフェスティヴァルで楽しみ方を知っているけど、自分たちが主役ではないので、3年生の姿勢と当然ですが温度差があります。3年生は準備期間が短いとはいえ、段取りの悪さや後片付けの悪さなどで減点されて大変そうです。
 野球部の主将であるK君(3年)が、先週の光風館でスポーツ大会をした後に「俺は運動神経が良いわけでないし、野球も飛び切り上手いわけでもないけどね。」とつぶやいていました。この時期に野球部は県大会が行われているのですが、残念なことにK君の野球部は4月の地区大会で敗戦したので出場しません。しかし、1ヵ月後には甲子園予選が始まろうとしているのです。では、なぜ強豪校でもない敬和で3年間も、K君は野球を続けているのでしょうか?なぜK君は早朝練習や遅練を毎日やれるのでしょうか?
 1年生や2年生がフェスティヴァル活動や部活動で、楽しめないという気持ちは理解できます。楽しめない理由は何でしょうか?限られた仲間だけで楽しんで過ごしても、自分自身を伸ばすことは限られてくると思います。今はやらされている1・2年生ですが、いつしか自分たちが上に立つ時は来るはずです。どのように過ごすかで変わってくるはずです。受け身ではなく、自身が動かなければならない時が必ず訪れるのです。
 上記の2つの活動は、質こそ違いがありますが「集団で協力すること」が求められるところに共通しています。寮生活も同じです。集団で協力する場所に自分の身を置いて活動することは、多くの困難や支障が起こりますが、その一つ一つを乗り越えて得られるのは、達成感や充実感だけではなく自身を大きく成長させてくれるのです。
 先ほどのK君の答えは「野球が好きだから」でしょう。好きになれることが見つかるように、好きなことに取り組めるように、私はこれからも応援していきたいと思いました。

(帆刈)
 

 
 
 
 
 

< 礼拝のお話し >
 
T.M.(3年)
みなさんこんばんは。6室のTです。今日は「悩むこと」について話そうと思います。おそらく、この中で「悩み」がないという人はいないと思います。僕は今、悩んでいることが沢山あります。それはとても辛く、すべてを投げ出したくなる時もあります。
 しかし、人が成長する時は、悩む時だと思います。それは、悩んでいる時、「何故そうなったのか・・・」、「これからどうすればいいのか・・・」と真剣に考えるからであり、それが解決された時に人は一回り大きく成長できるからです。人は失敗を絶対にします。「何故そのような失敗をするのか・・・」ということを思考し、悩むことで人は成長するのだと思います。すべてを最初から成功に導ける人なんていないからです。
僕は、悩むことや失敗することが、正直言うと、恐いです。しかし、悩みや失敗が多いほど、人は成長できるのだと、僕は信じています。みなさんも、いろいろなことをたくさん経験し、その中で悩み、失敗してみてください。そして、それを糧に大きく成長してください。
 
 
 
 

K.R.(3年)
みなさん、こんばんは。7室のKです。これから、寮と学校について話したいと思います。
 1年生の人はほとんどの人が寮で生活するのが初めてだと思います。それで、最初の頃は全然慣れなかったと思います。もうすぐ1年生が入寮して1ヶ月が経とうとしていますが、もう寮には慣れたでしょうか?
 それに、寮と一緒で、最初はクラスに馴染めなかった人もいると思います。多分、最初の頃は寮生なら同じ寮の人同士で話したと思います。そこから段々といろいろな人と話していったと思います。まだ話したことがない人がいるならどんな話題でもいいから話した方が良いと思います。
 2年生はクラス替えをして、いろいろな人と同じクラスになり、最初は知っている人とばかり話すと思います。でも、たまには話したことのない人と話してみるのもいいと思います。そうすれば、話した事のない人のいろいろな部分がわかるかもしれません。
 
 
 
 
 

K.A.(3年)
 みなさん、こんばんは。8室のKです。一年生は入寮してもうすぐ1ヶ月が経とうとしていますが、光風館の雰囲気には慣れましたか?慣れた人も慣れていない人もまだまだこれからなので焦らないでゆっくり慣れてください。
 話しは変わりますが、みなさん部活には入りましたか?また、入っていますか?あるいは幽霊部員になっていませんか?今のこの高校生のときに部活をしないのは本当にもったいないことだと思います。このような話しはたくさんの人から聞いたことがあると思います。
 自分も中学から野球を始めて、今も野球部で活動していますが、この野球というスポーツを通して、大げさかもしれませんが、これから生きていく中でとても大切なことを学んだような気がします。また、部活を通じて出会った友だちは一生の友だちになります。
 だるいから、面倒くさいから、しんどいから部活をやらない人がほとんどだと思います。また、やりたいことがないからという理由でやらない人もいるかもしれませんが、やらずに後悔するなら、やって後悔してみてください。後悔したくないなら、半端にやらないで、死ぬ気でやってみてください。部活も満足にできない人がこれから満足できる人生を生きていくことなんて無理だと思います。だからもう一度部活をやることを考えてみてください。