のぞみ寮通信

大望館

2022/10/12

大望館通信 第324号 「新聞の読み方講座」

 3年生は進路実現に向けて着々と準備が進んでいます。おそらく面接で現在の社会情勢について質問されることでしょう。その場であたふたしないように、知識を身に付けてほしいと考え、大望館で一番社会情勢に詳しいS・Y君(3年)による「新聞の読み方講座」を開催しました。大望館全体へ開催することを伝えたら1・2年生もやる気満々で参加してくれました。

「新聞の読み方講座」で彼が伝えてくれた内容は、以下の通りです。

「自分が興味関心を持っている分野を3個程度決めておきましょう。僕は経済・政治・地域のニュースに興味・関心を持っています。新聞の最初から最後まで一言一句読むのではなく、見出しを見て自分の興味・関心に関連する記事を読んでいきます。登校の準備で忙しいかもしれませんが、毎朝10分程度読むことをお勧めします。」

 そう言われた大望生の表情は和らいでいました。おそらく大望生は「新聞は時間を掛けて隅々まで読まなくてはいけない」と感じ、ハードルが高かったのだと思います。あれほど社会情勢に詳しい彼でも隅々まで読むのではなく、ピックアップして読んでいることにホッとしたのだと思います。その後、S・Y君へ「いつから新聞を読むようになったの?普段どのテレビニュースを観ているの?今、取り上げられているニュースについての考えを聴かせてほしい」などの質問コーナーとなりました。

 新聞の読み方講座以降、挨拶した後に「今日のニュースは何?」と会話が始まり、大望生の意識が少しずつ変わってきています。このように仲間から刺激を受けることも寮生活だからこそだと感じます。ひとり一人の生活習慣に新聞を読むことが加わり、身近な社会問題に関心を持って生活してくれることを願っています。

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