のぞみ寮通信

大望館

2022/06/01

大望館通信 第317号 「食事当番」

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 定期テスト直前、食事当番(略して食当)が回ってきました。昨年度から食当が再開し、2・3年生は数回だけで仕事内容を覚え、スピード感のある動きを身につけてきましたが、さらにもう一つ役割が増えました。それは人に教えるということです。1年生も加わった班編成になり、2・3年生がいろんな指示を出して、作業内容を教えなくてはいけませんでした。しかし、1年生に教えることは、2・3年生の彼らにとって大きな壁ではありませんでした。寮内のルールや挨拶の大切さを伝えている彼らにとって、人に教えるということは日常的に行われているコミュニケーションだからです。先輩が後輩へ教えること、これも寮教育が大切にしてきたことのひとつです。さらに、言葉で伝えることも自ら動いて背中で語ることも、大望生は大切にしています。彼らの姿を見て、「身体を動かし手指を働かせて、汗を流すことは心を成長させる」と伝えている敬和教育の言葉を思い出しました。今週も食当が回ってきました。これからもひとり一人の心の成長を楽しみにして、他者のために働く喜びや尊さを実感出来る大望生であるように願っています。