自分探しの敬和学園で 人を、自分を、好きになる。
2022/05/27
聖句
「あなたの正しさを光のように あなたのための裁きを 真昼の光のように輝かせてくださる。」
(詩編37節6節)
(生徒が「礼拝のお話」で選んだ聖句を掲載しています。聖書に触れ、生きる支えとなる御言葉に出会えますようにと祈ります。)
「慣れるには、時間がかかる」
カッコウの鳴き声が初夏の訪れを告げてくれています。自然の美しさ感じることができることは、敬和の魅力の一つだと思います。私もささやかですが、みぎわ館花壇づくりが楽しみの一つです。3年前「クリスマスローズ」を鉢植えから、花壇に移植しました。寒暖に強い花ですが、移植してから花が咲かなくなりました。手入れだけはしていました、この2年は枯れることはありませんが、大きくなることもなく、移植された場所でじっと耐え忍んでいるようでした。3年目、ようやく葉数も増えて、白い可憐な花が咲き始めました。このうれしさを、みぎわっ子たちと共有。そんな時に「慣れるには、時間がかかるのですね」と、しんみりと語ってくれた1年生のSさん。この言葉を聞いたみぎわっ子たちも「深い言葉だ」と感動。
移植された場所で根をはり続け、3年ぶりに花を咲かせたクリスマスローズ。一人ひとりの3年の寮生活と重ね合わせて思いを馳せました。「慣れるには、時間がかかる」一つひとつの出来事を通して、心と体を動かし、刺激を受け合って、豊かな時間を過ごしてほしい。焦らず、ゆっくりと、時間をかけて……。神様の豊かな恵みを感じながら過ごしてほしいとお祈りしています。共にいます。
~3年ぶりに開花したクリスマスローズに思いを寄せて~
(小菅)
「夕焼けがとってもきれい」~美しさを共に味わえることの恵みに感謝して~(2年生Hさん撮影)