毎日の礼拝

毎日のお話

2022/05/24

堀越 俊継(保健体育科)

ローマの信徒への手紙 12章10節

 今年のフェスティバルは、2日間で行われる予定です。その準備をしている本部、そして連合の三年生には、今までにない難しさ、不安というのがあるかもしれませんが、とにかく自分の力を精一杯使って、やり遂げてほしいと願っています。そこに1,2年生も協力をして、敬和最大の行事であるフェスティバルを、みんなで盛り上げていってほしいと思います。

 また、他連合という存在にも感謝してほしいと思います。フェスティバルでは得点が与えられ、順位を競うことをしますが、当たり前ですが、相手がいなければ競うことはできません。つまり、今の自分の努力を試す場がなくなるのです。相手がいるというのは、当たり前に思えて、特別なことなのです。しかも、自分たちと同じような意気込み、姿勢、練習時間、そしてルールなど、条件まで揃った中で相手と競えることは本当に貴重なことなのです。それによって自分が成長できたとすれば、それは、相手のおかげとも言えることです。であるならば、順位が決した後の自分たちの態度、振る舞いというものもわかると思います。競う相手は敵ではありません。ましてや、ずる賢く蹴落として上に行こうとするような存在でもありません。競う相手は、自分の取り組みに対する評価や改善点を示してくれる、これ以上ない存在なのです。『勝って奢らず、負けて腐らず。』相手を称え、互いに尊敬しあって終わることが出来れば、本当の意味で、フェスティバルが、一人一人の成長の場になると考えています。