自分探しの敬和学園で 人を、自分を、好きになる。
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2022/04/11
ドライカレー・ブロッコリーサラダ・スープ・牛乳・ヨーグルト
今日から新一年生55回生と共にランチを食する。しばらくの間、53回生、54回生の２学年しかいないガラガラに感じたランチホールが今日はやたらと狭く感じる。同時に活気が戻った気がする。食事の後にできるだけ食器洗いの手伝いをするが、ひと学年増えた分の人数の食器はやたらと多く感じる。春休み前までは、４時間目が始まる前には終わっていた食器洗いが、今日は終わらなかった。久しぶりに感じたあの忙しい雰囲気。お手伝いをいっぱいすることができたという、この満足感がたまらない。しかし、その満足感と共に私の足に痛みが襲う。
春休みに入ってしばらくして、その痛みが出てきた。間違いない、高尿酸血症による症状が出てきている。そういえば、一年前に引っ越しを余儀なくされ、行きつけのお医者さんが遠くなり、薬をもらいに行きそびれている。そして、その痛みは日に日に増してくる。しかし、しばらくこの痛風という持病から解放されていたはずなのに、健康診断の時の尿酸値もお薬なしで正常値であったはずなのに何が原因か？思い当たるとしたら、ランチのような栄養を考えられた食事をとっていなかったことだ。そして原因は間違いなくそれである。敬和のランチは私の身体にとっていかに必要なのか、思い知らされた出来事である。そしてその足は今も痛みを残る。長い間立っているとじわじわと痛みが強くなる。そして座ってしばらくするとその痛みは消えてくれる。食当のお手伝いを少しの間していると痛みが出てくる。最後はついに立っているのがつらくなり、片足立ちで食器を食洗器に流していた。そんな状況からももうすぐ解放される。なんたって、ウィークデーは毎日ランチを食することができる。
そして今日のランチはドライカレー。カレー物は金曜日の定番メニューであったが、今日は新入生歓迎の意も込められていたのだろう。大人気なドライカレーだ。ドライカレーと言えば、春休み中、自宅でも私は初めて作った。高校２年の長男が寮から戻ってきていて、何を食べさせるか？妻の帰りが遅くなると聞いていたもので、スーパーを回っていた時にドライカレーの素が目に入った。そういえば、普通のカレーは何度も作ったことがあるが、ドライカレーはなかった。にんじん、玉ねぎ、ジャガイモを小さくみじん切りにして、豚のひき肉と炒めて、カレーの素を入れてさらに炒める。なんとも便利なメニューか。その時はじめて知った。しかし、今日のドライカレーはその時のものとは比べ物にならないうまさだ。そして、私の器には隣の男子高校生の集団が驚くほど大盛に盛ってくれてある。それをぺろりと食べて、おかわりに向かおうとしたが、やめておいた。痛風だ。せっかく発作が収まりかけているのだから、気やすめなのはわかってはいるがおかわりを我慢した。当然物足りない。今、このレポートを書いていると、余計に後悔が襲ってくる。これもそれも、私の体内に勝手に住んでいる尿酸のせい……。しかし今は我慢だ。55回生が、私に自ら声をかけてくれるぐらいの時期になれば、この我慢から解放されているはず。一日もそんな日が来ることを心から願う。これからの敬和生活、一緒に楽しもう！！
(S.M)
