毎日の礼拝

毎日のお話

2022/02/03

戸松 富士子(理科)

コヘレトの言葉 3章 9~11節

 コヘレトの言葉は「すべては空しい」で始まります。「空しい」はヘブライ語で「へベル」といい、それは「束の間」と訳すこともできます。私も高校時代「人間はいつか死ぬのに、毎日を頑張って過ごすことは空しい」という思いに囚われて過ごしていました。しかし、クリスチャンになって捉え方が変わりました。日々の出来事には意味があり、それは時宜にかなって神様が与えくださり、それらを通じで神様は私を成長させてくださる。一つ一つの出来事は「へベル(束の間)」であり、この世の生の先に天国(永遠)があることを知りました。そしてそのような「死生観」を伝えることがキリスト教の学校の意義だと思っています。