今日のランチ

今日のランチ

2021/12/10

今日のランチ(2021.12.10)

ドライカレー・ブロッコリーサラダ・コンソメスープ・牛乳・プリン

1210

 

 

 先日、私がランチの時間に牛乳瓶を並べていると、評議委員会の委員長がやってきた。「先生お疲れ様です。実はご相談があって、今日放課後、時間を取っていただけますか?」おやおや、改まって何だろう。生活指導部に話があるということは穏やかではないなと、ドキドキしつつ「いいですよ。早バス発車後に教務室でお待ちしています。」と返事をした。

 

 時間きっちりにやってきた彼は、「実は委員会で、礼拝時に服装の乱れが話題に出ました。評議委員会と風紀委員会とコラボで、礼拝前に全校に声かけを行いたいのですが、いいでしょうか?」と切り出した。「このままだと、冬休みに生活が乱れる、新年早々生徒指導が起きるなどの心配もあるものですから……。」と付け足した。

 

 なるほど、生徒指導の基本の「き」、問題行動の芽は小さいうちに摘む、をよくご存じだ。親元を離れ、敬和で様々な経験をしてきた彼らしい。「いいですね。是非進めてください。生活指導部も全面的に協力しますよ。」と応じておいた。教師からの注意と、生徒同士の呼びかけでは効果や対象も異なる。互いに補うことは必要だからだ。

 

 「実は……」と彼は続ける。「コロナの行動制限で我慢をし続けた生徒には様々な規則の見直し要望があるんです。でも、今の学校生活では厳しい。そこで、まず自ら改善してから要望を、と思って。」なるほど。以前、制服にないポロシャツを認めてもらおうと学校と交渉した敬和生のDNAは、こんな形で受け継がれていたのだ。次はどんな要望が出てくるか、楽しみな師走である。

(S・K)