毎日の礼拝

毎日のお話

2021/10/28

Iさん(53回生)

使徒言行録 18章 9~10節

日本と韓国の関係性をよく「近くて遠い国」と表現します。わたしは日本で生まれ育った韓国人ですが、両国の歴史を振り返ると、自分の居場所がなくなってしまうのではないかと恐れを抱きます。人間の深刻な問題は、この「恐れ」ではないでしょうか。しかし、聖書は毎日のように「恐れるな」と語りかけます。わたしたちは皆、神の目には値高く、貴く、愛される存在だからです。この敬和に来て、このままの自分を受け入れてくれる仲間たちと出会い、この「恐れ」が埋められた気がします。ここに集う一人ひとりも同じように励まされ、そして日本と韓国が「近くて(本当に)近い国」になることを願います。