自分探しの敬和学園で 人を、自分を、好きになる。
2021/09/17
ソフト麺(和風汁)・イカ天ぷら・ほうれん草胡麻和え・牛乳・ミニクレープ
昨日木曜日、礼拝中にちょっとした事件があった。気を持たせるようで申し訳ないが、話の前に本校の木曜日の礼拝について説明する。木曜日は「献金日」であり、宗教部が指定する献金先に、礼拝に参加している生徒・教職員が献金する。献金の筒が生徒間を回る間は、前奏や後奏とは違う讃美歌が奏楽者によって演奏される。
生徒のボランティアで行われる奏楽。それぞれの個性が表れて面白い。寮生なら「この曲」というのがあるらしく、献金中の曲が同じだったりする。必ずしも讃美歌であることはなく、ケルト人の民謡のような曲を選ぶ生徒もいる。自分なりにアレンジしたり、オルガンの音色を変えたりして工夫を凝らす生徒もいる。
その日は、ある男子生徒の奏楽だった。彼は幼少から音楽に触れ、様々なジャンルの音楽を知っている。ピアノやオルガンはもとよりバイオリンやウッドベースも奏でることができる。どんな曲を演奏してくれるだろうと、楽しみにしていた先生方も多かった。
「それでは献金してください。」という司会者の声と同時に始まったのは、なんと、VAN HALEN(ヴァンヘイレン)の「JUMP」であった。1980年代にバンドかじっていた私は、まさかチャペルで、献金中に、ハードロック全米1位が脳内再生されるとは思わなかった。後刻、彼が宗教部に呼び出されたのは言うまでもない。
(S・K)
※誤解無いように一言。この曲はお気楽に「ジャンプ!」と叫んでいるように聴こえるが、実際は、挫折しそうな相手に「君の辛い気持ち、わかるよ」と寄り添い、「一歩前に踏み出そう」「ジャンプしよう」と励ます内容であることを申し添えます。興味を持たれた方はYOUTUBEなど是非。