自分探しの敬和学園で 人を、自分を、好きになる。
2021/06/21
6月17日(木)の放課後、図書館にて図書委員会主催の読み聞かせ会が行われました。今回は佐藤健一郎先生、堀越先生、藤巻先生、蔵王クラスのMさんの4名が読み聞かせをしてくださいました。
当日の読み聞かせ会プログラムです。
1.堀越先生
『都市伝説』 関暁夫 作
2.蔵王クラスM.Aさん
もう一度読みたい教科書の泣ける名作 より
『アジサイ』 椋鳩十 作
3.佐藤健一郎先生
『雨やどり』 さだまさし 作
4.藤巻先生
『ちょっとだけ』 瀧村有子 作
堀越先生の朗読は中国で浸透し始めた「信用スコア」のお話でAIが人々の社会的な信用を数値化しそれによって受けられるサービスが違うというものでした。将来AIに人間が選別される時代がくるかもしれないというところで聞き手たちの少し張り詰めた空気が館内に広がっていきました。
Mさんの朗読は美しいアジサイの斜面を通りかかる妹と私。しかしそこにはマムシの巣があり、取りに行くことができない兄を見た妹が勇気を出して取りに行くというものでした。アジサイがほしいので危険を冒そうとする妹を強く止めることができない兄の心の葛藤を上手に表現していました。
佐藤健一郎先生の選んでくださった詩は素敵な彼との出会いの中にさだまさしさん特有の笑いを誘うフレーズがいくつかあり、生徒たちの興味を惹きつけていました。大人の空気感の中にも「ませませ」という独特な言い回しがあるなどさだまさしさんの世界に引き込まれました。
藤巻先生の朗読では妹ができたなっちゃんがお母さんの力を借りずにちょっとだけ頑張ろうとするそのけなげな様子が伝わってきました。小さい時の甘えたかった気持ちがよみがえってくるような懐かしいものでした。
今年度初めての図書委員会の行事となりました。参加してくださった方たちから作品がそれぞれ違うジャンルだったことが大変おもしろかったという声をたくさんいただきました。読み手の皆さん、参加者の皆さん、ありがとうございました。