自分探しの敬和学園で 人を、自分を、好きになる。
2021/01/15
エッグカレー・コンソメスープ・牛乳・フルーツ白玉
今週から寮生・通生がそろって平常授業のはずだった。3年生は卒業へ向けラストスパート。追試や補習、未提出の課題を持ち教務室に教師を訪ねてくる。1・2年生は部活動のお別れ会や、卒業生を送る会の実行委員会などで忙しく働き、その過程で最上級生への自覚や、いずれやってくる54回生に思いを馳せたりする、はずだった。
ところがである。3年前の大雪の再現、もしかするとそれ以上のドカ雪。外からの音が全くしない夜は「しんしん」と雪が降っているのだという、新潟ならではの情景を久しぶりに思い出した。翌朝、車が出せるかどうかを気にして早起きをせねばならない。一晩で20~30センチ。それが3日も続いたのである。
スクールバスを計7台6コース運行している敬和にとって、大雪で交通障害が起こると、学校運営に与えるダメージは計り知れない。実際今週は臨時休校1日、スクールバス遅延による礼拝時間の遅れ、それに伴う授業時間短縮、そして下校バス一斉。さらに、不通区間を迂回してスクールバスを運行せざるを得なかった。
今回の大雪、新潟市内で休校した学校は公私併せて4校。敬和の休校は、10年以上前にスクールバスが日をまたいでも学校へ帰着できなかった体験があって判断できたことである。「天災は忘れたころにやってくる」どれほど社会が便利になろうとも自然災害への備えは忘れてはいけない、と改めて思わされた冬の新潟である。
(S・K)