のぞみ寮通信

みぎわ館

2020/11/25

みぎわ館 147号《3年生のマネしよう!》

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 3年生は礼拝後にみんなで集まり、1人ずつ日替わりで1分間スピーチをしています。これが始まり、もう早1年以上が経ちました。きっかけはブロック長Aさん。「私、みぎわ館に入寮して心からよかったと思ってる!めちゃみんなのこと好き!もっともっと好きになりたい!」と私に熱く語ってくれたことがありました。あれは2年生の夏休み前だったのではないかと思います。後期に入ってたかなぁ……。そこから、「その気持ち、みんなに伝えてみたら?」「みんなにも感じていること語ってもらいたいなぁ」「いいことも、嫌なこともシェアできる仲間がいるって素敵だね!」「1分間スピーチを8時会(礼拝後の3年生の集まりの会のことです)でするのはどうだろう???」てな具合で、トントントンとアイデアが出てきました。Aさんは翌日の8時会で3年生たちみんなに提案しました。そしてその夜から始まった1分間スピーチ。嫌なこともいいことも、言葉も雰囲気も受け止めあいながら支え合いながら今に至る3年生たちですが、ここ2週間ほど前からまた新たな動きが知らぬ間に!起こっていたのです。

 それは、8時会の1分間スピーチの後、お祈りでスピーチを締めるということです。3年生たちは寮生活も残すところあとわずか。もっともっと互いを大切にできるように、しんどい時こそ仲間を近くに感じられるように、祈ってもらえる喜びを味わえるように、祈れる仲間がいることを喜べるように……いろんな想いから、みんなで祈るときを持つことにしたのだそうです。それも、1分間スピーチの中で提案があり、その夜から開始されたとか。。。

 3年生たち超素敵な人たちです。超素敵な人たちですが、人間ですから、当然、ずるいところや汚いところがあります。それは誰しも同じです。だけど、そういう面も受け止めあって、支えあって、祈りあって共に歩んでいるから「超」ステキなのだと思わされています。いいところだけの共有でなく、しんどいところ弱いところ足りないところこそ、補い合い、愛し合う。そんなことが3年生はできているのだと思わされます。そして3年生部屋が9月に発足して以来、3年生はいろんな場面で祈りの時間を持ってきました。最初は個々にベッドの中で、食事の時になど。それが、食事のたびに、寝る前のひと時に、お部屋のメンバーと祈り合うようになり、その連鎖が3年生の中で起こり始めました。早天祈祷会を熱望したのも3年生でした。そしていよいよ、みんなとの輪の中で祈ることになったのです。祈りの内容は様々です。受験を控えた仲間を励ましてくださいとか、明日もみんなの心と身体が守られて過ごせますようにとか、辛い思いをしている人がいます。その人の支えになれますようにとか。。。その時々に心に浮かんだ出来事や人のことを心を合わせて祈っています。自分のことをみんなに祈ってもらえている、そう思えたらとっても励まされます。心強く感じ、また一歩足を踏み出せる勇気が湧いてくるのではないでしょうか。隣人を大事にすることを、祈ることでも行っている3年生たち、心から素敵な人たちだと思わされます。

 と、そんな話を1・2年生たちにもしたわけなのですが、そしたら、なんと!礼拝後、1年生たちがおもむろにお祈り始めました。1人、2人、3人と祈りが繋がっていくのです。ひと段落したときに「どうしたの!?」と聞くと、「3年生がみんなでお祈りしてるって聞いたから、私たちも真似することにしたの!」と!そして、「今日、お祈りしたい人~!」に手を挙げた人たちが祈り、みんなで心合わせているのだそうです。素敵~!

 いろんなことを3年生の真似してほしいと思います。3年生は、なんてったってみぎわ館生活最長者ですから。一番長い時間、仲間といろんなことを乗り越えた人たちですから。そこから学ぶことは多いはずです。そして3年生も、卒業の時まで後輩たちのまぶしい背中であり続けてくださいね!期待しています!!