のぞみ寮通信

みぎわ館

2020/10/13

みぎわ館 130号《早天祈祷会第2回目が行われました。》

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 10月9日の金曜日、朝6時半から第二回目の早天祈祷会が開催されました。テスト1週間前に突入しているので参加者少ないかなぁ?なんて思っていたのですが、発起人のCさんは前夜の点呼時に「また明日!」と穏やかな笑顔で声をかけてくれ、共に祈りの時を持てることを楽しみにしていると伝えてくれました。二人っきりでもいいや、もし一人でも、それでもいいや。なんだかそんな風に穏やかに思えたのです。

 翌朝6時20分ころ、静まり返った館内に扉の開く音やキュキュッとスリッパで歩く音が聞こえ始めました。「あ!?誰か来るかな?」とワクワクしていたら、一人、また一人と集まり始め、全部で6名で早天祈祷会を行うことができました。一人でも……と思っていただけに、めちゃくちゃ嬉しかったです。やはり、なんでも「一人より二人がいい」。そんな聖書の言葉を痛感しました。

 早天祈祷会の最後は一人ずつお祈りします。この日のみんなのお祈りに心温かくさせてもらいました。「神様、私は愛されている、そのことを覚えて、また今日一日人を愛して過ごせますように。」とか、「神様、私はいつも完璧でなければいけない、間違ってはいけないと思ってしまい苦しくなってしまいます。でも、どんな私でも神様は大切にしてくださっていることを覚えて、安心して毎日を過ごせますように。」とか、「私が命懸けで愛されていることを今朝改めて知りました。ありがとうございます。」とか。。。みんな、がんばって毎日を過ごしていることを改めて知らされることや、朝の祈りの時間で自分がかけがえのないものであることに気づき温かい気持ちになった瞬間を共有させてもらえること、こんな自分で生きていきたいとの心からの願いをともに祈らせてもらえることなど、たった30分の祈祷会の時間なのですが「感激」がいっぱいです。朝から眠い目をこすりつつ、みんなで黙とうし、聖書を読み、お話を聞き、お祈りをして、コーヒーをすする。なんてことないように見える時間ですが、この時間には特別なものがたくさんあります。この特別な時間がみぎわ館の「いつも」にもっともっとなっていきますように。祈りながら続けていきたいと思います。

 

 発起人のCさんと先日「敬和に入学を決めた理由」について話をしていました。彼女にとっても敬和の決め手は「礼拝」だったのだそうです。礼拝も聖書も讃美歌も教会も何もキリスト教にまつわることを知らずにオープンスクールに参加した中学生だったCさん。そこで初めてチャペルに入り、礼拝を体験しました。当時の小西校長が「敬和は毎朝礼拝で1日が始まります。礼拝は一人になる時間です。」と話をしてくださったのだそうです。毎朝一堂に会しながらも一人になる時間が与えられる、どういうことだろう?と思いながらも「それいい!」と強く感じたCさん。それが敬和に来ようと思った決め手だったと。へぇ!と感激しつつ、この早天祈祷会に対する彼女の熱い思いをより一層感じられる機会ともなりました。また来週、金曜日の6時半を楽しみに1週間を頑張って過ごしていきたいと思います!