自分探しの敬和学園で 人を、自分を、好きになる。
2020/04/11
2020年4月11日
※本校の学校医でいらっしゃる山口先生から、休校中の生徒の皆さんへメッセージが届きましたのでご紹介します。
生徒の皆さんへ
敬和学園の校医の山口です。
私はみなさんの健康を支えるため指導・相談をしています。
今、みなさんに、緊急に伝えたいことがあります。コロナウィルスが世界中に拡がり、私たちの生活に大きな影響を与えています。友達との触れ合いもなくなり、入学式、始業式も延期になりました。日本でも緊急事態宣言が出され、緊張した状況が続いています。世界中で、新型コロナ肺炎で亡くなる人が増えています。
みなさんは、とても不安で心配されていることでしょう。いつになったら、状況は良くなるのだろう?いつものように、本当に学校に行けるのかしら?自分も感染したり、人に病気をうつしたりしないだろうか?心配な気持ちが、どんどん大きくなってきます。
こんな時だからこそ、私から伝えたいことがあります。
コロナウィルスの大流行は、必ず過ぎ去ります。嵐のように病気が大暴れしても、いずれ静まります。その間、強風や大雨を避けて、じっと耐えましょう。そのために、家で過ごすことは、とても意味のあることです。人に病気をうつさないための、社会への責任です。みなさんの協力があってこそ、この嵐は過ぎ去ります。決してお年寄りにうつしてはいけません。お年寄りは、みなさんより何倍も何十倍も重症になる人が多いのです。
どうか、休校の間は、友達と遊びに行ったりせず、自宅で待機し、自分の時間を過ごして下さい。
今、世界中の医師や看護士は、新型コロナウィルスに対し、命がけで治療にあたっています。その働きのお陰で、新薬やワクチンが開発され、いずれウィルスは封じ込められるでしょう。それまでの間、みなさんの協力が必要です。皆さんの意識と勇気が必要です。
これから始まる新学期、みんなが明るく、元気で集まれるように、敬和学園に思いをはせて、毎日を有意義に過ごして下さい。そして、世界中の新型コロナ感染症で、命を脅かされている多くの人たちに思いを寄せて、自分に何ができるかを考えて下さい。思いやりをもって行動してください。担任の先生に何でも相談し、毎日の生活を有意義に過ごして下さい。自宅で健康で過ごせるように、睡眠、食事、運動をお願いします。
敬和学園高等学校 校医 山口正康
(山口クリニック医師、本校4回生)