毎日の礼拝

毎日のお話

2026/07/09

岩原 寅太郎(寮長)

【聖書:ヨハネによる福音書 12章 24節】

「はっきりとあなたがたに言っておく。一粒の麦は、地に落ちて死ななければ、一粒のままである。だが、死ねば、多くの実を結ぶ。」

 

 

 京都大学の大山修一先生は、アフリカのニジェールで砂漠化を止めるためプラスチック混じりのゴミを撒き、批判を恐れず飢えと紛争を止め、緑地を蘇らせた。
 私自身も高校時代、世界の環境問題や貧困を真剣に憂いていた。「修養会」での経験と学びをきっかけに農学部へと進学したが、その後は悩んだ末に別の道、「教職」を選ぶことになった。しかし、当時の経験は今に活きており、その選択に後悔はない。夢が形を変えることは失敗ではなく、その時々を真剣に生きることが大切である。
 礼拝や授業、修養会などの日常は、進路を拓く種(一粒の麦)である。一見遠回りに思えることも、いつか豊かな実りとなる。夏休み、目の前のことに真剣に向き合って欲しい。また夏休み明けに行う「修養会」にも意欲的に参加して欲しいと願う。