毎日の礼拝

毎日のお話

2025/04/24

村田 茜(外国語科)

【聖書:コヘレトの言葉 11章 4節】

「風向きを気にすれば種は蒔けない。雲行きを気にすれば刈り入れはできない。」

 

 

 「自分の気持ちを真ん中に置いて、やろうと思ったことはできる」。少し付け加えるなら、それがどんなに小さな取るに足らないようなことであったとしても、自分の気持ちを真ん中に置いた選択と行動を積み重ねていくと、自分が大事にしたいものを大事にして生きている感じがあってよいということ。何かをやらない理由って、たくさんあると思う。だけど私たちにはやりたいことがたくさんあるはずだ。いつからか「こうあるべき」や「こうでなければならない」が私たちの中に入り込んでくる。自分の「こうありたい」と自分ではない誰かの「こうあるべき」があたかも同一のものであるかのように、他でもない自分自身が思い込んでいく。でも、しばらくすると不具合が生じてきて、不摂生を続けた心からは潤いが奪われていく。全てが上手くいくことはない。「途中で上手くいかなかったらプランBを考えましょう」というマインドを大事にして、真ん中にブレることのない「私はこうありたい」を置いて生きていきたい。