毎日の礼拝

毎日のお話

2023/02/10

森山 陽太(スクールカウンセラー)

詩編 119編 13節

 進路デイズの時に語り切れなかった私が心理学を勉強しようと思った意味について語らせていただきました。

 私たちは困ったり悩んだりした時に原因を探します。どうしてこういう結果になったのか、原因がわかれば対処できるという信念があるからです。確かに原因がわかって解決できる問題もあります。しかし、それだけでは問題が解決しなかったり、進路のような正解のない問題やわからないことにぶつかったりした時、私たちは物語るより仕方がない時もあります。意識の状態をカタカタと緩めて、自分を語ってみることで、気づけることがあるし、その先に素直な自分の心と出会えることがあります。自分の物語りを語ることや人の物語に興味を持って聞くことは、人生を豊かにしてくれます。