毎日の礼拝

毎日のお話

2021/09/10

田村 寛子(司書)

 コリントの信徒への手紙 Ⅱ  12章9節 「いつどんな時でも負けている人でいたい。何かに、だれかに勝とうとなんてしなくていい。争いごとやもめごとが起こった時、相手の気が抜けるくらい能天気に笑っていたい。「ハクナマタタ」でも歌いたい。」というある高校生の文章を目にしました。私は陸上競技で失敗して負けた経験があります。勝ちに執着していて謙虚な気持ちがなく、傲慢な自分に気づきました。今日の聖書では、力は弱さの中で発揮されるとあります。弱い時、負けた時にこそ神様と出会うからではないでしょうか。弱さを誇り、神を信頼して「ハクナマタタ」と言える自分でありたいと思っています。