のぞみ寮通信

大望館

2021/09/13

大望館通信 第299号 「2年生合宿」

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 例年、夏休み終わり・新学期始業直前に2年生合宿というものを実施していました。世代交代に向けて館運営する意識を高め、学年の絆を深めるために各館で掃除や工作などの労作を行います。しかし、コロナ対策のため帰寮日を分散したり、帰寮しても集まる人数や時間を制限したりしているので、今回も2年生合宿を実施することは叶いませんでした。「ほかに何か代わりになるものはないか?」と考えていたところ、佐藤健一郎先生からひとつのお願いがありました。「友愛館に貼ってある“黙食・大声禁止”のチラシを新しく作り直したので、寮生の力を借りたいんだが……。」まさに「これだ!」とひらめきました。せっかくの良いチャンスなので、大望館2年生で引き受けることにしました。以前まで貼っていたチラシを剥がし、新しいチラシの上部分をつなぎ合わせ、各テーブルに綺麗に貼る作業ですが、合計72枚を15分程で終えることが出来ました。ひとりでやると果てしない作業かもしれませんが、みんなでやるとあっという間です。

 こういう時に重要になってくるのは話し合いです。誰がどんな役割を担うのか、どういう段取りで進めていくのか、完成形を想像しながら話し合うことが重要です。さらに付け加えると、自分の得意なこと・苦手なことを理解して「自分はこれがしたい!これなら自分に向いている!」と提案することも求められてきます。これが館運営する中で必要なのです。誰かからの指示待ちではなく、自分で考えて自分から動き、話し合って人を動かしていくこと。今回の経験がこれからの大望館を担う彼らにとって良いきっかけになってくれることを願っています。