のぞみ寮通信

めぐみ館

2021/06/19

めぐみ館113号「誰かのために働くこと」

 54回生が入寮する前、生徒用の椅子を15脚、新しい物に入れ替えました。春休み明け、1年生よりも数日早く帰寮した2、3年生が椅子を組み立ててくれて、1年生5人には4月から新しい椅子が与えられていました。

 5月の中旬、もう15脚新しい椅子が到着。でも、組み立てられた状態では届きませんでした。後から届いた15脚の椅子を、今回は1年生5人に組み立てをお願いしました。敬和あるあるの労作です。「15脚……」と聞いて、気が遠くなる気持ちになったのでしょう、「えっ……マジか……」という表情をした1年生の表情に、「やるぞ~!」と気合を入れていた私も、「できるかな?笑」とちょっと不安に……。それでも、二日間かけて15脚、完成させました!説明書を読みながら、初めは一人で作業していた1年生でしたが、「どうやるの?」と互いに教え合うようになり、声をかけなくてもスーっと手を差し伸べて手伝うようになっていきました。途中、疲れて飽き飽きしてしまう場面もありました・・・・・・笑。そりゃそうです。だって15脚もあったのですから!

 それでもなんとか15脚完成させた1年生に、椅子を受け取りに来た2、3年生は「ありがとう!」とたくさん声をかけていました。次の日、2年生は礼拝後、ホールの後ろに集まっていました。そして1年生を自分たちの輪の中に呼んで入れました。「1年生、椅子を組み立ててくれてありがとう!」と声を揃えてお礼を伝えたのです。2年生の姿はとっても素敵でした。ちょっと照れくさそうにしていた1年生の姿も見ていて可愛らしかったです。

 敬和では、のぞみ寮では、誰かのために働くことがたくさんあります。特に寮生活は、当たり前のように過ごしていても、みんなが何かをしてくれているから成り立っていることがたくさんあります。毎日の掃除、食当の洗い、3年生の委員会活動、1、2年生が毎日お風呂のお湯を入れてくれていることなどなど……。(2年生のN.Kさんが礼拝でお話してくれていましたことを思い出しました。)54回生の寮生活は始まったばかりです。「面倒くさいなあ、嫌だなあ」と最初は思うことばかりかもしれません。それでも、先輩たちの背中を見ながら、めぐみ館で過ごしながら、誰かのために喜んで働くことの素敵さを仲間と共に味わい、喜んで働くことを仲間と一緒に自ら進んでたくさん見つけて欲しいと願います。そう言えば、1年生たちは、自分達で仲を深めようと、礼拝後1年生会を開き始めました。54回生の今後の成長が楽しみだなと毎日思いながら過ごしています。

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