進学・就職

敬和生の進路

【I】進路から見た敬和学園高校

(1)95%以上の生徒が進学を希望

  • 四年制大学=68%  短期大学=6%  専門学校=17%  就職=4%

(2)進学希望者の85%以上が現役で合格

  • 四年制大学・短期大学の現役合格者の約半数が「指定校推薦」で進学。
    「キリスト教教育同盟校」(ミッションスクール)からの推薦依頼が多数ある。
    これらの大学には、創立当初から卒業生が進学しており、学校同士の信頼関係がある。

    >> 【V】の参考資料の(1)を参照

  • 「大学入試センター試験」や一般入試に臨む生徒は、大学進学希望者の1割程度と多くはない。

(3)留学希望者は毎年数名。就職希望者も数名


【II】全国の高校生の進路概況

(1)高校生の進路は多種多様

  • 進学  
    ○四年制大学(学士) ○短期大学(準学士) ○専門学校(専門士)
    ○留学 ○文部科学省管轄外の学校(大学校・職業訓練校)
  • 就職
  • その他  ○入学 ○大学浪人 ○就職浪人 ○フリーター

(2)全国の高校生の進路状況との比較

  • 近年の進路の傾向(全国の高校生)

  • 四年制大学への進学率が上昇。普通科高校の進学率はもっと高い。
    短期大学への進学は減少している。就職も一時よりも増加傾向にある。
  • 受験生人口の減少=ピーク時の120万人から現在は約90万人。
  • 「大学入試センター試験」の受験者58万人。国公立大学志向が強まっている。
  • 「全入大学」の登場=私立大学の4割が定員割れ、5割が競争率1倍大。
    一方で「難関大学」の存在=大学の二極化

(3)進 学  四年制大学・短期大学

  • 四年制大学の増加と短期大学が減少の傾向が継続している。それに伴って四年制大学への進学率は上昇しているが、短期大学は減少している。
  • 学部名200種類、学科名1000種類。
  • 専門分化と学際化が同時に進行している。同名の学部・学科でも大学によって内容がかなり違ったり、反対に違う学部・学科名でも内容は同じ場合もある。
    大学は学校名や学部名で選ぶ時代から、講座内容まで知って選ぶ時代になっている。
  • 多様な入試制度。
    • 推薦入試

      指定校推薦=大学から指定校として依頼された高校に在学する生徒だけが受験できる。
      公募制推薦=大学の受験資格に合致し、学校長の推薦を得られれば誰でも受験できる。
      自己推薦・スポーツ等の特技推薦等=大会の実績や資格等がある人向き。

    • AO入試

      自己推薦に近いが大学によって制度が異なる。入試の開始が早く、結果が出るまでに長期間を要する場合がある。

    • 大学入試センター試験

      国立大学の一次試験。私立大学の利用が急増。

    • 一般受験

(4)進 学  専門学校(専修学校で専門課程を持っている学校の通称)

  ○専修学校(専門課程)  2960校   ○専修学校(高等課程)
  ○専修学校(一般課程)   260校   ○各種学校   2069校

  • 9月中旬から願書提出が開始。受験制度は大学に準ずる。
  • 専門学校は卒業後の職業と密接な関係がある。将来の仕事が明確な生徒向き。
    •   専門学校卒業後、大学に進学するケースが急増している。

(5)就職

  • 極めて厳しい状況が続いたが、近年は改善されている。
  • しかし、新たな問題

    1年後に3分の1が離職、3年後には半数以上が離職。しっかりとした職業意識、労働意欲が必要である。フリーター・ニートの問題。


【III】敬和学園高校の進路指導の特色

  • 敬和学園高校の進路指導の目標は、生徒一人ひとりが自分で進路を見出すことができるように指導を展開することである。そのために以下のことを実施している。

(1)丁寧な個別指導=主にクラス担任による個人面談を1年次より開始。

(2)学校内で進路講演会・進路説明会・個別相談会を開催。【V】参考資料の(2)を参照

生徒に客観的な情報を伝え、生徒自身が進路を考え、決定していくことができるように多くの 機会を設ける。(進路アワー・進路デー・進路デイズ等)。(保護者の方もご参加下さい)

(3)校外模試は希望者にのみ行い、偏差値による進学先の推奨などは行わない。

要するに一律的な指導ではなく、あくまでも生徒自身の主体的な選択を援助する。

  • 敬和学園高校の独自のプログラム(毎朝の礼拝、労作授業、全校労作での奉仕経験、修養会・フェスティヴァル・讃美歌発表会 等々)は、様々な生き方に接し、進路を考える良い機会になっている。
  • また、2年次からの個別カリキュラムは、一人ひとりが自分の興味・関心や得意分野などをあらためて考えることに有効に機能している。
    これらのことは、他校では真似のできない進路指導(結果として)の機会になっている。


【IV】高校生の進路を取り巻く環境の変化

(1)四年制大学の増加と短期大学の減少

  • 国立大学の独立法人化により、同じ都道府県にある国立大学の合併が進み、学校数は減少したが、入学者の定員にはほとんど影響がない。この合併は今後も多少あると思われる。
  • 四年制大学は、公立大学・私立大学を合わせると毎年15校以上の新設がある。
  • 短期大学は急激に減少し、進学率もそれに伴って減少している。中には閉校をした短期大学もあるが、多くは四年制大学に改組をしている。

(2)入試制度の多様化

  • 公募制推薦入試が一般化し、国公立大学でも採用されている。
  • 指定校推薦の制度を取り入れる私立大学が急増している(専門学校も同様)。

    指定校推薦について本校では、創立当初よりキリスト教教育同盟校(キ同盟、ミッションスクール)の大学との間で行われており、互いの信頼関係の上に成り立つ有効な制度として機能してきた。しかし、多くの大学がこの制度を採用するようになり、一般的には単なる1つの入試制度に過ぎないものになりつつあるが、本校では従来よりの指定校に志望者が多く、特別な制度としての位置づけが確立している。

  • AO入試という新しい入試制度の出現。今までの自己推薦に近いが、学校によって方法に違いがあり、エントリー受付も5月から開始する大学もあり、入試の期間が長期化している。
  • AO入試については、国公立大学でも採用する学校があり、専門学校での採用も急増している。

  • 一般的には激変と思われた新入試制度(公募制推薦の普及、指定校推薦やAO入試の登場)は、本校の生徒には有利に働くことが多い。

  • 本校の教育モットーを生徒に意識化させ、日常の高校生活を充実させることが、これらの新しい入試制度に対応することにつながる。
  • 2年次からの個別カリキュラムは、一人ひとりが自分の適性や興味・関心をあらためて考えることに有効に機能している。
  • 生徒が運営する学校行事は主体性の育成に役立ち、新入試制度が求める学生の資質と一致している。
  • 毎朝の礼拝や修養会などでは、様々な生き方をされている方のお話を伺い、また接することで、進路の選択という眼前の課題を越えて、生き方そのものを考える機会となっている。
  • 総じて多様な能力をもった学生を求める新入試制度は、実際の経験を重視し、机上の学習に偏向しない本校の教育実践で育まれる生徒には有利である。


【V】参考資料

(1)主な「指定校推薦」依頼大学

■四年制大学(約120校より依頼あり)
○国際基督教大学
○茨城キリスト教大学
○桜美林大学
○聖学院大学
○玉川大学
○神戸女学院大学
○同志社大学
○ルーテル学院大学
○東北学院大学
○名古屋学院大学
○四国学院大学
○静岡英和学院大学
○北星学園大学
○桃山学院大学
○山梨学院大学
○酪農学園大学
○和光大学
○共立女子大学
○長岡造形大学
○大妻女子大学
○東洋英和女学院大学
○関西学院大学
○関東学院大学
○恵泉女学園大学
○大阪女学院大学
■短期大学(全43校より依頼あり)
○青山学院女子短期大学
○和泉短期大学
○大阪女学院短期大学
○大妻女子短期大学
○新島学園女子短期大学
○北星学園短期大学
■「キリスト教教育同盟」加盟高校への公募制推薦
○青山学院大学(経済学部・経営学部)
○聖隷クリストファ大学(看護学部)
○明治学院大学
○同志社女子大学 等

(2)進路指導の年間予定

  • 1年次

  • 5月に「進路指導ハンドブック」(新年度用)を配布。
  • 9月上旬「進路アワー」  高校生の進路について。文系・理系と2年次の選択科目の関係。
  • 11月中旬「進路アワー」  2,3年次のカリキュラムと進路の関係について。
    ※教務部による2年次の科目の選び方や科目内容の説明があります。

  • 2年次

  • 5月「進路指導ハンドブック」(新年度用)を配布。
  • 後期開始の3日目「進路アワー」
    • 入試制度の説明
    • 3年次のカリキュラムと進路の関係。
    • 志望校や学部・学科を選ぶ際の注意事項 等。
  • 11月中旬「進路デー」外部講師による進路指導
    • 大学と専門学校の違い
    • 入試制度と適性
    • コース別説明会と相談会=コースは生徒のアンケート結果によって設定。
      (人文系・社会学系・理科系・医療看護系・福祉系・専門学校・公務員・就職など)
    ※ 教務部による3年次のカリキュラムと科目の内容説明があります。
  • 2月上旬「進路デイズ」(3日間) (2日目、3日目は保護者もご参加下さい)
    • 3年生に進路決定の体験談を聞く。
    • 大学の模擬講座(06年度は8講座を開講、生徒・保護者は希望の講座を受講)
    • 学部・学科に分かれての説明会・相談会=どういう分野を設定するかは生徒のアンケート結果による。外部講師に依頼(大学・専門学校関係者)。
    • 受験勉強について:代々木ゼミナールの講師
    • 専門学校が25校ほど相談コーナーを設置する。どの分野の専門学校に来ていただくかは、生徒へのアンケート結果による。
    • 基礎学力検査

  • 3年次

  • 4月下旬に専門学校の合同進学相談会に送迎バスで引率=市内のホテルが会場
  • 4月下旬「進路指導ハンドブック」(新年度用)を配布
  • 5月上旬「進路希望調査」を実施
  • 5月上旬に大学・短大の合同進学相談会に送迎バスで引率=市内のホテルが会場
  • 6月下旬に再度「進路希望調査」
  • 7月下旬に三者面談 志望校の決定と確認
  • 7月下旬に就職希望者は登校して、入社希望企業の選択。8月下旬、願書提出。
  • 夏休み前半に「進学講習」を開講。
  • 後期始業日の1限「進路アワー」 受験の準備についての話。
  • 後期始業日より3日間の午後、三者面談。進路の最終確認(7月に未決定だった生徒)。
  • 9月中旬、就職希望者は入社試験。
  • 9月上旬に「大学入試センター試験」受験希望者の調査と書類の取りまとめ。
  • 「センター試験」受験者の希望者には、放課後に「プレセンター入試」(模擬試験)の実施
  • 面接試験対策の集会を9月上旬に行う。
  • 10月初旬より進路指導部による面接試験の練習を開始。

  • その他、全体的な取り組み

  • 毎年4月下旬に「進路指導ハンドブック」を刊行し、全校生徒に配布
    保護者で入用の方には事務室で販売(頒価、300円)
  • 進路資料室奥の進路指導室で進路の教師が、生徒の個別指導に当たる
  • 進路指導資料室に進路関係の参考資料を常備、自由に生徒が閲覧できる。
    また、大学・短大・専門学校学校の学校案内等もクリアケースに整理し、閲覧できる。
  • 1年次より「進路希望調査」を実施し、生徒の進路意識を喚起。
  • 校外模試の実施。ただし、希望者のみ。=全校生徒に一斉に実施することはしない。生徒自身の主体的な活動を援助する。
  • 推薦入試の小論文指導は個別対応。クラス担任や教科教師が1対1の指導を展開。
    「志望動機書」や「自己推薦書」等の提出書類の指導も同様に紺別指導。
  • 夏期休暇前半に1・2年生の希望者には「夏期講習」を開講(レベルの高い課題に取り組む)
    3年生に対しては夏期休暇前半に「進学講習」を開講。
  • 土曜講座で敬和学園大学教師による講座を開講(学ぶことの意義や楽しさなどを体験)
  • 進路アワー・進路デーには保護者も参加できます。詳しいプログラムは、学校からの郵送書類に同封いたしますから是非ご参加下さい。ホームページにも掲載。



【進路指導部の構成(2010年度)】
主任 高岡 伸子    副主任 西澤 慶子、  石川 力
41回生学年進路担当=荒木 京子、新堀 均
42回生学年進路担当=真野 泉
43回生学年進路担当=渡辺 清和、津野 博子、大塚 和代





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