自分探しの敬和学園で 人を、自分を、好きになる。
2020/09/18
ソフト麺(和風汁)・イカ天ぷら・ほうれん草胡麻和え・牛乳・ミニクレープ
1年生の国語総合では漢文の訓読が始まった。「転禍為福」や「尽人事待天命」などを書き下し、訓読しながら現代語訳し、そこに込められた意味を解説する。
「転禍為福」なら、今のコロナ禍の中から、素晴らしいフェスティバルを作り出すことの恵みや、創造することの素晴らしさを説く。「尽人事待天命」なら、受験直前の3年生の心境をたとえに、結果がどうであれ、やりきることの大切さを説く。
生徒の反応もすこぶるよく「不入虎穴、不得虎子」を書き下すと、「リスクを負わないと高いリターンは得られませんよね。」などと言ってくる。現代っ子にはそのような解釈になるようだ。
「一寸光陰不可軽」フェスティバル後の〝燃え尽き症候群〟が来ているが、だらだら過ごす暇はない。敬和生よ、今を生きよ。まぶしいほど光を放つ人生の絶頂期は、しかし自覚した時はその光を失ってしまうものだから。
(S・K)