のぞみ寮通信

みぎわ館

2020/09/19

みぎわ館 117号《今日も素敵な1日でありますように……》

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 私は登校の時間がとっても好きです。みんな元気に「行ってきます!」と出発できると何よりですが、なかなかそうもいきません。ニコニコ「行ってきます」と手を振り出かけていく人たち、反対に「行きたくない~!」と叫ぶ人、大きなため息をつき「休んだら?」の言葉を待つかのように私の顔を見る人(笑)、そんな仲間の腕を取り「行こう!」と支えてくれる人など、登校時にはいろんなみぎわっ子の朝の姿があります。その一人一人に「行ってらっしゃい!」と声をかけつつ「今日もいいことありますように!」と祈りを込めて送り出しています。何が「いいこと」なのかはわかりませんが、私たち一人一人に神様がいつも寄り添い道を示してくださっています。私たちはいつも神様のみ手のうちに生きています。だからきっと心底悪いことってないはずなのです。朝、いまいちな感じでも、きっとそこにはたくさんの恵みがあるはずなのです。その恵みに気づき「今日もいい日だったと」と感謝して1日を締めくくれたら素敵だなぁと、朝出発の時にいつも「何かいいことありますように」と祈りを込めて送り出しています。

 

 先日、一人のみぎわっ子が「祈りは見える」と教えてくれました。礼拝のお話をした後にみんなからもらえるみぎわ館のグリーンカードに一人のみぎわっ子が私宛にこんなことを書いてくれていました。「毎日の消毒とか食当とかいってらっしゃいの声掛けとか、毎日いろいろありがとうございます。私は先生たちの祈りのおかげで毎日元気に過ごせています。先生たちの祈りが毎日いろんなところで見えます。」と。このメッセージを読み涙が出ました。とてつもなく励まされた気持ちになりました。コロナ禍で、さまざまな対策をのぞみ寮で行っていますが、その一つ一つが正しいのか間違っているのか、他にもっといい手があるのではないか等々、日々悩み考えています。その中で彼女のこのメッセージはくじけずやっていこうと思えたし、いつもいつも私はみぎわっ子に支えられ、みぎわっ子から祈ってもらってここで生きているのだと痛感させられました。欠けだらけの私を許し支えてくれるみぎわっ子たちに心から感謝です。ありがとう。