のぞみ寮通信

みぎわ館

2020/09/16

みぎわ館 115号《世代交代》

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 もうやって来てしまいました。世代交代。この時期が来ると3年生の巣立ちをより一層身近に感じ、なんだかさみしい気持ちになる私がいます。もちろん、新しい時代を担おうと目をキラキラさせる1・2年生に頼もしさを感じ、しっかり引継ぎをしてくれ後輩たちのサポートに心を向けてくれる3年生たちの姿にみんなの人間的成長を感じ感激し、みぎわっ子って本当にすごい!と何度も思わされる時でもあります。しかし、この引継ぎが終わり、1・2年生が自信をもって自分たちだけで運営し始めると、3年生の卒業の時がやってきます。しんみりしちゃうのですが、だからこそ今与えられている時間を心から大切にしなければ、大切にしたいと改めて思わされるのです。毎朝起きて「おはよう」と声をかけられること、眠い目をこすりながら返してくれる「おはよう」の一言がどんなに幸せか、どんなに喜びか、しっかり味わい喜び感謝して毎日をみぎわっ子みんなと共に歩んでいきたいと改めて思わされています。

 

 写真は引継ぎのための委員会説明会です。3年生が2年生のために、みぎわ館にはどんな委員会があって、どんな役割をどんな気持ちを大切に取り組んできたのか語る時間です。私はこの時間が大好きです。3年生のみぎわ館で共に暮らす仲間を想う気持ちが形として見えるからです。いつもじっくり行うこの時間も、今年は感染症予防の観点から当然全員マスク着用、手指のアルコール消毒をしてからホールへの入室、そして暑い中窓を開け放ち、それでも15分限定で行いました。つまり、そんな短い時間の中でしっかり想いを伝えられるように3年生たちは準備をしてきてくれたのです。さすがです。生活規律委員を務めたNさんとYさんが「生活規律の仕事は思いやりそのものです。」とスピーチをしてくれました。「愛をもってみんなと向き合ってきた」と胸を張って語ってくれました。人を大事にすること、聖書の言葉にある「隣人を愛する」ことを体現してきてくれたのだと改めて教えられ、すごい人たちと共に今を過ごせていることを痛感させられました。他の委員会を担ってきてくれた3年生たちももちろん同じです。基本は「隣人を自分のことのように愛すること」を大切にみぎわ館で過ごすことを第一としてこの1年を特に過ごしてきてくれたのです。こんな高校生、いるでしょうか。多感な時期、自分のことに必死になるとき。そんな時に、隣人を愛せる自分であろうと努められる高校生。やっぱみぎわっ子たち、最高です!!

 1・2年生たち、3年生が築いてきてくれたものを大切に、みんなの素敵さをそこに加えてより一層素晴らしいみぎわ館創りを一緒にしていきましょう!!3年生、引継ぎと相談役を卒業の日までしっかりお願いしますね!!頼りにしています!