のぞみ寮通信

大望館

2020/09/12

大望館通信 第276号 「世代交代」

 9月6日(日)大望館ブロック長・副ブロック長選挙と委員会承認を行いました。51回生から52回生への世代交代として、寮運営引き継ぎの大きな節目の日となりました。

 大望館ブロック長に立候補したのは2年生K・T君とN・Y君です。K・T君は過去の経験から呼びかけの大切さを学び、「今の大望館を変えていきたい!」と決意表明してくれました。N・Y君は副ブロック長として歩んだ1年間を振り返り、「みんなが好きだと言える大望館へしていきたい」と伝えてくれました。

 副ブロック長に立候補したのは1年生O・R君とS・R君とR・Y君です。O・R君は寮生活で相談に乗ってもらって嬉しかったことを思い出し、「安心して生活出来る大望館を目指していきたい」と穏やかな口調で伝えていました。S・R君は「ひとり一人を大切にしてくれる敬和学園だから本当の自分をさらけ出そうと思って、立候補しました」と意気込みつつ、「大望館53回生の目標である“全員で卒業する”を達成したい」と仲間へ寄り添う優しさを見せていました。R・Y君はルールを守る大切さを訴えつつ、「大望館らしさは生活していく中で自分たちが見出していきたい」と熱く語ってくれました。

 投票の結果、ブロック長にはN・Y君、副ブロック長にはR・Y君になりました。それぞれの立候補者の想いと大望生全員の想いを背負って、この1年間頑張ってほしいと願っています。また、2年生が決めた委員会も大望生全員の前で紹介し、承認されました。

 大望館の選挙は「例年全員が納得するまで何時間も掛けて話し合う」と聞いていたので、私も緊張しながらこの日を迎えました。大望館ホールに全員集合では密になってしまうため、ほかの先生へ無理を言って友愛館を借りて、今回の選挙を開催することが出来ました。顔を見て真剣に演説を聴く姿、鋭い質問に自分の考えを伝えようとする姿、投票用紙に書かれた立候補者への期待のコメントの数々を見て、私は胸が熱くなりました。大望生は“考えられる集団”であると感じています。自分自身と向き合い、自分の想いを整理出来るまで考えられること。演説を聴き、立候補者の伝えたいことは何だろうかと考えられること。自分のために、他者のために、大望館のために何が出来るのか考えられること。そのひとり一人の想いが大望館を築き上げていることを感じ、これからの大望館はもっと成長していけるとも感じました。そして、私が彼らのことをもっともっと好きになるひとときになりました。そんな大望生を私は誇りに思います。(片岡)

 

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