のぞみ寮通信

光風館

2020/09/10

光風 107号「雰囲気」

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 訳ありまして、一週間光風館を離れておりました。久しぶりに帰ってきた我が家で、満面の笑みでの光風生達に「お帰りなさい」と声を掛けられると、一週間の疲れなんて一瞬で吹き飛びます。離れていた分、自分の居場所はやっぱりここなんだと力いっぱい感じることができました。

 さて、寮では年に2回大きな変化を迎える時があります。それは4月の新入生を迎えるとき(今年は6月でしたが……)と、ちょうどいまの時期なんです。そう世代交代です。今まで寮運営を担っていた3年生から2年生へとバトンタッチされます。本来ならば、各委員会に立候補した生徒を前に立たせて、立候補した理由と意気込みを話し、信任不信任を全員で問うのですが、それを放送で行なうという異例の選出方法で行なってくれました。一週間の戦線離脱してすぐの選挙だったんですが、これまた訳あってその場に居合わせることができなくなったのですが、彼らの雰囲気を見てすぐに「任せていて大丈夫!」と確信したため、その場を後にしました。翌日、早速自覚が芽生えたのか?なんだか2年生達の雰囲気が違うような気がしたのですが、気のせいだったでしょうか。

 さて、学校でも世代交代で生徒会の選挙が行なわれました。そういえば、なんだかんだで生徒会長を全うしたK也君。最後の写真のように筋トレに励んでいたとき、手に持っているダンベルを足の甲に落として、びっくりするぐらいボックリ落とした場所が腫れまして、骨が折れたか?と心配してすぐに救急センターに連れて行くと、連れて行った先では腫れがひいてきて、ただの打ち身だったという出来事がありました。

 そのとき、周りにいたやさしいはずの光風生達がやけに冷たくその出来事を見ていたんですが、理由があったんです。足に落とす前に全く同じ事をして、周りにいた友人達は会長に「危ないから気をつけろ、できればやめれば?」と助言をしたにもかかわらず、全く同じ事をして案の定、足に落としたというのです。それを見ていたある友人は「生徒会長リコールを今からでも訴えるか?」とちょっと考えてしまったそうです。

 ケガをしたときはホントに焦りましたが、帰ってきてその一部始終を聞かされた私も、その意見にはちょっと賛成と思ってしましました。でも、見方を変えれば、そんなお茶目で人間くさいところが彼のいいところなんだろうか?まあしかし、もし骨でも折れていたらこんなやりとりもできなかったので、とにかくひと安心な出来事でした。