のぞみ寮通信

みぎわ館

2020/07/20

みぎわ館 110号《共に礼拝を守るということ》

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 ず~っと居室で礼拝を守ってきた今年度。1年生は2年生を真似て、今週から1年生そろって礼拝を守ることにしました(2年生はホールで集い守ってきました。1年生は事務室で集っています。)もちろん、2方向換気で、マスク着用しながらです。最初の頃は、礼拝始まるまで超がつくほどにぎやかで、元気いっぱいに過ごしていた1年生たちも、回を重ねるごとに礼拝に向けて心の準備をすることができるように少しずつなってきました。聖書の箇所が開けず四苦八苦していると、隣から手が伸びてきて「ここだよ」と助けてもらえること、好きな讃美歌が流れ静かに微笑んでいる仲間を見ること、「今日の聖書の箇所好きだな」とすぐにシェアし、「いいよね!」と共感してもらえること。。。共に礼拝を守れることの中にはやはり喜びがいっぱいだなぁと痛感させられます。そして一番うれしいことはやっぱりみんな揃って集まれること。1日1回、全員の顔を落ち着いて穏やかに見渡せる幸せ、仲間の温度を感じられる幸せは格別です。昨年度まではみぎわ館全員がホールに集い当たり前に守っていた、礼拝はやはり特別なものだったのだと今改めて実感させられています。考えてみれば、毎日の中に当たり前など一つもないのかもしれません。すべて恵みで、すべて特別。すべてに感謝して歩める毎日でありたいと、1年生たちの姿を見ていて思わされました。

 そして、1年生と一緒に礼拝を守りながらハッとさせられたことの一つに、礼拝のお話をしてくれた人へのメッセージカード(グリーンカード)を記入する際のみんなの真剣な表情です。お話をしてくれる人はもちろん一生懸命考えてその瞬間を迎え、伝えようと心から努めてくれます。そして聞く側のみぎわっ子たちもこんなにも一生懸命に語り手に耳も心も傾け聴いているのだと痛感させられたほどです。1年生がこんなにも仲間の礼拝のお話を大切にできるということは、これまで続けてきた居室での放送礼拝を2・3年生が大事に大事にしてくれていたからこそなのでしょう。改めて、2・3年生たちのすごさ、温かさも1年生の姿を通して見せてもらうことができました。放送礼拝が決まった今年度はじめ、物足りなさと心さみしいものを感じていた私でしたが、放送礼拝になったからこそ感じられるものがたくさん与えられていることにみぎわっ子を通して教えられています。みんな、いつもありがとう。