のぞみ寮通信

めぐみ館

2020/07/15

めぐみ館 54号「絆を深めたい!」

 7月4日(土)の夕食から日曜日の朝まで、2年生はスペシャルな時間を過ごしました。週末、2年生全員が寮に残って、みんなで一緒の時間を過ごそう!と「52回生お楽しみ会」を自分たちで企画したのです。夕食は全員揃って「いただきます!」をして、その後はホールでDVDをみんなで観て、消灯までの間は、人狼ゲームをして楽しく過ごしました。

 52回生は学年全員で何か楽しいことをしたい!と昨年度からずっと思っていました。でも、なかなかチャンスを生み出すことができず、楽しみにしていた学年合宿は無くなり……。でもやっぱりやりたい!と、念願だった「学年みんなで楽しいことを何かする!」ということを自分たちの力で実現したのです。自分たちの絆をもっと深めたい、言いたいこと伝え合える関係になりたい。そのためには、まずはもっともっと仲良くなること!と、寮生活2年目を歩み始めている52回生です。ひとつ一つ、みんなで考えて、みんなで取り組んで、さらにステキなチームになるといいなと思わされました。

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 礼拝のお話「 私が見つけた幸せ 」 2年 A.F

 寮で禁止されているスマホの有無について話したいと思います。皆さんは普段どのくらいスマホ触っていますか?よく学校でこのような質問が聞かれますね。寮に入っている私たちには、あまり関係ない質問なので少し変えて質問したいと思います。皆さんは自粛期間中、どのくらいスマホを触っていましたか?一日1時間ですか?それとも5時間ですか?10時間以上触っている人もいるかもしれませんね。ちなみに私は、1日に10時間以上触っていることなんてざらでした。

 またこんな質問もします。スマホは必要だと思いますか?必要ないと思いますか?私はもちろん必要だ、と答えます。スマホはコミュニケーションツールのひとつですし、調べものをしたり、マップを見たり、音楽を聴いたりと何でもできます。ゲームだってできますね。持ち運びが楽なので、どこにでも持っていくことができます。

 私は敬和に来る前は、スマホがないと生きていけないと思っていました。また逆に、教育に悪い、目が悪くなる、勉強に集中しない、とほんとに必要なのかと考えるときもありました。

 寮はスマホが使えません。初めはスマホが使えないことが嫌で嫌でたまりませんでした。時間が空いた時、本も何も持ってきていなかった私は、いつもだったら使っていたスマホがなくなり、暇の極みを堪能していました。しかし、スマホが使えなくなるというデメリットから私はメリットを見つけました。それは、館の方々との交流です。いつもだったら一人でスマホをしている時間は、52回生と話している時間や、部屋の先輩方と話している時間となりました。もし、寮にスマホを持ってきて良いことになっていたら、私は絶対にめぐみ館の方々とは仲良くなっていなかったと思います。通生とよくいる私は毎日通生の人と連絡を取って、寮生活を疎かにしていたと思います。また、私は勉強が苦手で嫌いなので、テスト勉強なんてめったにしませんでした。ですが、スマホをする時間がなくなったことで、寮に帰って勉強する意欲が前よりも上がった気がします。スマホがなくても、こんなに楽しく充実した生活が送れるのかと一年たって、実感しました。私は、スマホが禁止されている敬和の寮に入れてとても幸せだなと感じます。

 皆さんは自粛期間中どのくらい触っていましたか?また、スマホは必要だと思いますか?必要ないと思いますか?私の意見は半々です。皆さんもめぐみ館で過ごしている中で、スマホの有無について考えてみてください。スマホが無いことのメリット、デメリットをいっぱい見つけることができると思います。