のぞみ寮通信

めぐみ館

2020/06/25

めぐみ館 50号「3年生みんなで海へGO!!」

 キャンパス外への外出が許可された6月13日(土)。めぐみ館の行事が終わった直後、3年生達は「海に行かない!?」とみんなで出かけることにしました。「行こう行こう!」とお揃いの洋服コーデで出かけて行きました。「楽しかった~!」とみんな最高の笑顔で帰って来た3年生達。

 実は、3年生みんなで出かけたのはこの日が初めてだったとのこと。部活が始まると、なかなか時間を合わせることは難しいです。「きっと今だったからみんなで行けたんだね。コロナウイルスで大変な中だけど、今じゃなきゃみんなで行くことは出来なかったと思う!」と、3年目の限られた寮生活を1日1日大事に過ごそうとするその言葉に感動しました。恵みが与えられるってこういうことなんだなと嬉しくなりました。

 出かける時に、めぐみ館のカメラを預けました。帰って来てカメラのデータを見ると、そこには本当に楽しそうに仲間との時間を過ごす3年生達の姿がたくさん写っていました。

 「私達もこんなに仲良くなるためには時間がかかったんだよ」と話してくれました。とても仲が良い3年生達ですが、この絆は2年間という時間をかけて築き上げてきたものです。喧嘩したり、すれ違ったり、その度に自分達の繋がりについて考えてきたのだそうです。

 寮生活も3年目。寮生活の終着地点まではあと少し。最後の最後まで、仲間と一緒の時間を存分に味わおうとするその姿は、きっと1,2年生達の大きな刺激になってくれると信じています。

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 礼拝のお話「   労作が私に与えてくれたもの   」2年 M.H

 私は休校中、寝て、食べて、本を読んで、電話をしてを繰り返していました。本を読むのは楽しいけれど、親には怒られ、寝すぎて頭が痛くなり、あまり自分的にも満足できない生活でした。不健康な毎日でした。

 そんなつまらない生活が変わったきっかけは、分散登校でした。最初は、朝早く起きるのは面倒だと思っていました。でも、登校したら、寮の先生や学校の先生、数人の寮の仲間にも会って話すことができて嬉しくなりました。久しぶりだったからか、普段より何倍も楽しかったです。それからは、登校日が楽しみで、待ち遠しくて、次の登校日のことを考えながら過ごしていました。

 5月にはさらに生活が変わりました。課題が出たからです。課題が出てからは勉強を毎日するようになりました。中でも、労作の課題が私に一番影響を与えました。家の手伝いという、それまで全然していなかった課題でした。最初はやる気が全く起きなかったのですが、一回したら達成感と満足感があって、少しずつするようになっていきました。

 大したことではないかもしれないけれど、前の自分では考えられないです。達成感をもの凄く感じ、何より親に感謝されることが嬉しかったです。少しだけだけど、成長したかなと感じた3か月でした。1つ心残りなのは、何かにチャレンジしなかったことです。何かすれば良かったなと後悔しています。英検など機会がある時に受けようと思いました。