自分探しの敬和学園で 人を、自分を、好きになる。
2020/06/24
6月13日(土)、先週に続いてめぐみ館では行事が行われました。なんと今回は2年生達の企画です。内容は「めぐみ館の主張」というもの。先週は1年生の自己紹介で終わっちゃったから、2,3年生もやらなきゃ!しかも、面白く盛り上げる先輩の姿を1年生に見せねば!と、2年生達が考えてくれました。
この日はめぐみっ子たち以外グランドには誰もおらず、メガホンを持って「みんなに言いたいことがある~!」「なあ~に~?」とめぐみっ子の美声が、まあよく響きました。(笑)見渡してみると、、、テニスコートで部活をしているテニス部員が数名。。。でも、そんなの関係なし!恥ずかしがらずに堂々とできるって素敵だなと思わされました。ちなみに、私もこの自己紹介に参加。「歴代の好きな人の名前」という質問もされ……。みんなの期待に答えました。腹の底から大きな声を出して叫んで笑って、とても楽しい時間でした。前日に手際よく準備をしてくれた2年生達の行動力、本当に凄いなと思いました。2年生のみんな、企画と運営ありがとう!!!
礼拝のお話「 妹 」 2年 A.S
私は、休校中、平日は毎日二人の妹と三人で過ごしていました。普段は妹のことを鬱陶しいと感じることもあるので、休校が延長されるたびに、まだ三人で一緒にいなければいけないのかと思っていました。でも、実際過ごしてみると、今まで知らなかった妹たちのことをたくさん知ることができました。
休校中の昼ご飯は、最初は三人で交代で準備をすることにしていましたが、妹二人は学校からの課題が多く、毎日結局私がやることになってしまいました。ある日の昼食での出来事です。その日のお昼ご飯はグラタンで、私はそれを温めるためにオーブントースターに入れようとして、三つのうちの一つを床にひっくり返してしまいました。私はパニックになって、自分の部屋で泣いていました。「何で私が毎日昼ご飯の準備をやらなきゃいけないの……」と、溜まっていた不満がその時爆発してしまいました。でも、妹たちが待っているから早く戻ろうとキッチンへ行くと、何とお昼ご飯が完成していました。妹の一人が残り二つのグラタンを温めてくれていました。私は嬉しくて、妹に何度も「ありがとう」と「ごめんね」を言いました。そんなことがあってからは、私が食器を洗っていると、「代わるよ」とか「ありがとう」と言ってくれました。私も妹を頼ることができるようになりました。
また、私は休校中にテレビやネットで見たアレンジ料理をよく作っていたのですが、妹は、私が作った料理がたとえ美味しくなくても、「すっごくおいしいよ」と言って、おかわりまでしてくれました。
この3か月間で、妹たちの優しさをたくさん感じることができました。たまに私は、妹達に冷たく接したり言葉遣いが乱暴になったりしましたが、そんな私に、妹達はいつも優しかったです。思いかえしてみれば、妹たちが優しいのはこの期間だけではありませんでした。私が寮に戻る時は必ず、玄関まで出て来て、「いってらしゃい」と見送ってくれたり、家に帰った時は、夜遅くても「おかえり」と起きて待っていてくれたりしていました。今まで当たり前すぎて、妹達の優しさが当たり前じゃないことに気づきませんでした。
このことに気付くことができて、長い休校期間は悪くなかったかなと思います。次、家に帰った時は、大きな声で「ただいま」と言いたいと思います。