のぞみ寮通信

みぎわ館

2020/06/22

みぎわ館 101号《恵いっぱいの2週間でした》

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 みんなが帰寮した2週間、友愛館の厨房では管理栄養士さんと調理師さんたちが寮生のために手作りのお弁当を3食作ってくれていました。それもただのお弁当ではありません。温かいスープや冷たいデザートまでフルコースのお弁当だったのです。それが3食2週間。心を込めて作ってくださったみなさんに、どれだけ感謝を伝えても、伝えきれません。本当にありがとうございました!寮生の心と体の健康が守られたのは、おいしい嬉しい食事のおかけです。サバの塩焼きやからあげ・ハンバーグに牛丼とお弁当の人気定番メニューから、ガパオライスや敬和の人気ランチメニューのドライカレー、オムライス、冷やし中華、おうどんなど「やったー!」とみぎわっ子が(私が?)叫ぶおしゃれお弁当まで、本当に多彩な食生活を楽しませていただくことが出来ました。

 そして美味しい嬉しいお弁当に加えて、もう一つすごかったことがありました。それは、お天気が守られたことです。友愛館で作っていただいたお弁当は毎食各館に運び配布していました。私たちの心配は雨に降られることでした。せっかくのお弁当を水浸しにさせる訳にはいきません。お天気が守られますように……と毎日祈りながら曇り空を見上げてドキドキして過ごしていました。天気予報とにらめっこして、雨予報にハラハラして。。。でも、結果、14日のランチ・最後のお弁当を配り終えた時、パラパラ、ザー!と雨が降って来たのです。雨予報もはねのけ、守りに守られたお弁当配達。居合わせたみぎわっ子たちと「すご~い!」と感激し合いました。

 15日から本格的に学校が始動しています。この2週間、寮の中でこれまでになく一緒に過ごせた時間は宝物です。「外出できない」ことで、みんなの優しさや素直さ、ユニークさ、すごさをたくさん見せてもらい、よりみんなのステキなところを知ることが出来ました。開寮礼拝の時に東寮長が「災いの中にも恵があることを覚えて過ごしていこう」とお話してくださいました。本当にそうだなぁと心から実感できる2週間でした。こんな時間、もう無い事を祈ります。でも、この2週間はかけがえのない素晴らしい時間をみぎわっ子たちと共に過ごせたことは間違いなく、こんな形でないと得られなかった時間です。そう思うと、この2週間を与えられ、みぎわっ子たちと過ごす時間がいつも以上に得られ、たくさんの出会いを重ねられたこと、心から感謝です。この時間はみぎわっ子にとっても私にとっても一生の宝物になる事、間違いなしだと感じさせられています。この時間によって与えられたたくさんの出会いが、これからを歩む大きな力となっていきますように。