毎日の礼拝

毎日のお話

2020/06/19

冨井 愛(音楽)

マタイによる福音書 5章44節  らくだの出産にまつわる映画「らくだの涙」がある。難産だった茶らくだは、産まれた白らくだを遠ざけ、お乳をやろうとしない。そこで、馬頭琴の音楽を茶らくだに聞かせたところ、涙を流しお乳をやるようになった。鞭打って矯正しようとするより、祈りの歌を捧げる方が良い事がわかる。私達は自分と違うものを目の当たりにした時、それを排除しようとする。自らも同じように弱い存在であることを自覚し、許し許され、祈り祈られるものでありたい。