のぞみ寮通信

めぐみ館

2020/06/15

めぐみ館 47号「屋上でめぐみ館対面式」

 1年生が入寮して最初の週末の午後、3年生が行事を企画してくれました。三密を避けて、屋上でやることに。普段開放しない屋上で行事をすることに、みんなわくわくがとまりませんでした。いつもは入寮して次の日に、4館合同で対面式と称した、1年生が自己紹介をする行事を行っていました。しかし、今年度は4館合同での対面式ができないので、めぐみ館だけの対面式を3年生が企画してくれたのです。「めぐみ館対面式を始めま~す!」の号令で、1年生の自己紹介が始まりました。1年生が一言しゃべる度に、2・3年生は、「かわいい~!」と言って、終始笑顔で優しく見守っていました。この日は天気がとっても良く、解放感あふれる場所で、心和むひと時を過ごすことができました。

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 びっくりしたのは、めぐみ館対面式が終わった直後です。1年生達は部屋に帰らず屋上に集まったまま、何やら話始めました。そして、1年生みんなでゲームを始めたのです。この姿に、「みんなでゲームっていいね!1年生同士、みんな仲良くなって欲しいと思っていたから嬉しい!」と2・3年生は大喜び。めぐみ館という場所で出会った53回生が、「みんなで一緒に」をたくさん経験して、みんなで一緒に最高の仲間になって欲しい。私だけでなく先輩達みんながそう願っています。1年生同士で関係を築こうとしている姿を見て、時に心配になったり、嬉しくなったりと、先輩としての気持ちが少しずつ芽生えてきた2年生達。そして、そんな2年生に、先輩としてのアドバイスを優しくしてくれる3年生達。本当にステキです。

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礼拝のお話「先輩という存在」 2年 Y.H  

 53回生のみなさん、ようこそのぞみ寮、そしてめぐみ館へ。みなさんは、これからのぞみ寮ファミリーの一員です。どうぞ、これからよろしくお願いします。

 今日は、まだ数日しか経っていませんが、私が先輩になってみての感想を話したいと思います。「先輩」という言葉、中学の時の私にはこんな言葉は無縁といっても過言ではありません。美術部という上下関係があまりはっきりしない部活に所属していた私は、先輩と一緒に苦楽を共にするということをしたことが無かったし、先輩は怖くて近寄りがたい印象があり、先輩と関わるのが怖くて仕方がなかったです。自分が先輩という立場になってからも、後輩と特別親しくすることもありませんでした。

 しかし、ここのぞみ寮に入寮し、私の考えは驚くくらい変化しました。寮の先輩達は、みんな優しくて一生懸命で、後輩想いでした。共に生活をするうちに、姉妹のような存在だと思えるようになりました。

 そしていよいよ自分が先輩になる時が来ました。何を話そうか、どんなことをしてあげたら喜ぶのか。ウェルカムボードのデザインはどうしようか。1年生を迎える前日の夜は、楽しみすぎて眠れなかったのを覚えています。めぐみ館に来た1年生はみんな可愛くてこれからの生活が楽しみで仕方ありません。もっと後輩と関わりたいと思ったのは初めてです。53回生のみなさん、入寮を決意してくれて本当にありがとう。みなさんとの出会いに感謝します。これから大変なことがあると思うけど大丈夫です。みなさんならやり遂げられます。そして、常に仲間がいることを忘れないでください。みなさんのこれからの生活が守られますように、いつも祈っています。どうぞ、敬和生活を満喫してください。

 

 

 

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 放送で礼拝のお話をするめぐみっ子たち。「放送機で話すの緊張する~!」と言いながら、みんなはきはきと、言葉一つひとつに心を込めて、一生懸命お話してくれているのが伝わってきます。