のぞみ寮通信

みぎわ館

2020/06/14

みぎわ館 99号《放送礼拝》

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 新しい生活様式が寮でも始まっています。その中でも大きな変化は(いくつもありますが)礼拝が放送で行われるようになったことが挙げられます。いままでみんなでホールや友愛館に集って、仲間の顔を見ながら語り、共に聖書を読み賛美をしていた礼拝ですが、今年度はスタートからずっと放送で行われています。礼拝委員とお話の担当者は1階の放送機の前で、それ以外の寮生は自室で礼拝を守っています。こういう礼拝の体系になると決まった時に心配になったことは、寮生が順番に担当してくれるお話をこれまで通りみんなにしっかり聴いてもらい、心に届けるためにどうしたらいいかということでした。3年生礼拝委員のCさんとNさんと共に「どうする?」とアイデアを出し合ったことから、とっても素敵な取り組みがスタートすることになったのです。それは、礼拝時に一人1枚グリーンカード(と呼んでいます)を手元にお話を聞きます。礼拝が終わったらカードに感想のメッセージをお話の担当者に向けて書き、それを礼拝委員が全員分集めて封筒に入れ、本人に手渡してくれる……というものです。試しにやってみよう!と、始めた試みですが、想像以上にステキなものとなっています。

 このグリーンカード、1番乗りで受け取ったのはなんと東寮長。「こんなのはじめてだよ!」ととても喜んでくださっていました。その後、みぎわっ子の手にも届くようになり、事務室で礼拝委員のNさんからグリーンカードの封筒を受け取ったRさんは、その場で開封し、一人静かにカードに目を通していました。全てに目を通した後、一息ついてから一言「これ、めっちゃ嬉しい!」と。その言葉に、一足先に受け取っていた先輩たちも「だよね!」と強く同意。まだ受け取っていない人たちは、待ち遠しそうにRさんの手元の封筒に目を落としていました。

 東寮長の次に受け取ったのは実は私です。めちゃめちゃ嬉しかったのと同時に、みぎわっ子たちが真剣に話を聞いてくれていたことをカードを通して知らされ、感激しました。こんなにも人の言葉に心を傾けてくれていたのかとグッときました。これから順番にみぎわっ子全員の手元にグリーンカードが36枚届きます。その時を楽しみに、お話の機会を心待ちにしていてください!