のぞみ寮通信

のぞみ通信

2020/06/01

寮長日記「のぞみ寮を開寮します ~コロナと向き合いつつ~」

   「のぞみ寮を開寮します ~コロナと向き合いつつ~」

2020年5月30日(土)  寮長  東 晴也


 東 「ちょっと喉が痛くて、来ました。」
 医師「そうですか。万が一ということもありますのでPCR検査してみましょう。」
 東 「はい、わかりました。」
 医師(検査後)「東さん、陽性でした。すぐ入院しましょう。」
 東 「えっ!!!」
 今朝5時、こうして目が覚めた。私は寝ている時も何かに怯えているらしい。私がこれなんだから、きっと生徒たちはもっと不安なのではなかろうか。1年生は、新しい寮生活、新しい学校、そしてコロナ対策……。ご本人も保護者の皆さまもきっと不安で心配だろう。心配の種は数えだしたらいくらでもある。でもそれ以上に、敬和には希望と平安があると私は信じている。
 なぜそう言えるか。それは敬和学園の拠って立つところは、聖書にあるからだ。聖書の御言葉は、数千年の歴史にさらされつつも今なおベストセラーとして人々を励まし続けている。そして信仰に生き、生徒の成長を心から願う味のあるのぞみ寮教師たちがいる。
 いよいよ明日から生徒たちが少しずつ帰寮する!久しぶりに見る生徒たちの表情が楽しみだ。3密回避、キープディスタンス、マスク着用、手洗い、換気……。生活上のいくつかのルールはあるが、それを守った上でみんなで楽しいことを考えよう!ウィルスの性質を科学的に理解した上で、必要な行動をとって、私たちらしく生きていこう。今、満開のニセアカシアの甘い香りが、みんなの帰寮と入寮を待っています。
 一昨日、校医の山口先生が、私達教職員に最新のコロナ対策講習会をして下さった。その最後には「免疫力を高めましょう。それは、十分な睡眠・栄養・運動と愛情です」と。
 どんな感染症にも冒されることのない愛。そんな愛情あふれる敬和学園生に育ってほしい。今、そんな思いでみんなとの出会いと再会を楽しみにしています。