のぞみ寮通信

みぎわ館

2020/03/24

みぎわ館 89号《パティシエールたち見参》

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 2月12日から14日までみぎわ館は甘い匂いに包まれ続けていました。大きな大きなスーパーの袋を片手にニコニコしながら帰ってくるみぎわっ子たちもいました。入試休みだからみんなお部屋でパーティでもするのかなぁなんて、思っていましたが、いつまでたっても途切れない焼き菓子の幸せなにおいに「ねぇ、何やってるの!?」と声を掛けると、「何って!バレンタインじゃん!」と信じられない顔をして私を見るみぎわっ子たち(笑)。そうか!バレンタインか!と納得はしましたが、そうにしても売るつもり!?と言いたくなるほど大量に作っているのには笑ってしまいました。この後、ラッピングにも力を注いでいたみんな。「入れすぎた……」とラッピングをほどき、やり直す人、数が足りているか何度もカウントする人、朝から夜まで「喜んでもらえるかなぁ」とドキドキ・ワクワクしながらお手製の焼き菓子と格闘する姿はたまらなく素敵でした!

 

 

 

《3年生を送る準備に励んでいました。》

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 3年生が2月26日~28日までの2泊3日、のぞみ寮に帰ってきます。寮修了礼拝、3年生を送る会のためです。みぎわ館ではここ数年、この2泊3日が3年生との最後を楽しむ時間として濃~い時間をみんなで過ごしています。今年はどうする?と2年生たちと話をすると、当然「やりたい!」との大きな声の答えが返ってきました。先輩を心を込めて送り出したいみんなの気持ちに、私の気持ちまでもが温かくなった事は言うまでもありません。

 予定が確定してから、3年生たちが自宅学習期間に入ってから、みぎわ館内は大賑わいの毎日でした。40人だった生活から26人の生活となり、少しは静かになるはずが、送り出す準備に力を注ぐみぎわっ子たちの熱気で、まぁ賑やかな事!これには私も驚きました。3年生がいなくなると「なんだか静かだなぁ」とつぶやいてしまうのがこれまでの常だった気がしますが、今年は一回も口にしなかった気がします(笑)。

 夕礼拝後、1年生も2年生も毎晩ミーティングを持ち、みぎわ館での3年生を送る会の出し物を考え、練習する時間に当てていました。1年生の出し物の一つであるダンスは互いに教え合い、放課後や消灯後も自主練をしたり、教え合ったりする姿が見られていました、(1年生MさんYさんのお部屋では、消灯後の真っ暗闇の中無言で踊り続ける二人の姿が……。笑。点呼に行って爆笑してしまいました。)

 2年生たちは自分たちの出し物に加え、寮修了礼拝での在校生からの出し物も同時進行で考える姿が見られていました。この2年生たち、アイデアは出るけど、なかなかまとまらない……が常なのですが、でも期日の迫りを感じると途端にエンジンがかかります。それもとんでもないエネルギー量で。「大丈夫かなぁ」と心配していても、「おぉ!」とびっくりするものを創り上げられるのがチーム2年生の持ち味。その持ち味がさく裂したこの準備期間となっていました。

 学年別でリハーサルしたり、友愛館を借り切って全員でリハーサルもし、3年生たちに喜んでもらえるように、自分たちが心残り無いように、全力で取り組んでいました。心を込めて先輩たちを送り出そうと努められるみぎわっ子たち、本当に暖か人たちなんだなぁと改めて実感しました。