のぞみ寮通信

光風館

2020/03/02

光風 74号「デビュー」

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 コビット19なんて厄介な存在だろうか。この日のために3年間があったというのに、卒業の一連のセレモニーでさえ、開催が危ぶまれることになってしまいました。そんな中、本当は中止すべきだったのかもしれませんが、見えない力が私たちを守ってくれることを信じ、イレギュラーな形で、3年生たちを送り出すことができました。のぞみ寮にお子さんを託してくださった保護者の方々には本当に感謝しています。なんだかきちんと挨拶できる時間もなく、寂しかった感じがしますが、どうぞこれからものぞみ寮のことを覚えてお祈りください。そしてぜひ、週に一度程度ですが、頑張ってホームページの更新をしてもらいますので、このブログにも目を通していただけたらと思います。そして、こういうう状況の中にあっても、光風生にとF斗君のご両親は光風生にとドーナツの差し入れをしてくださいました。これまたみんな大喜びでいただきました。感謝します。

 さて、バタバタと一気にのぞみ寮終了礼拝、卒業礼拝が過ぎ去ってしまった感じですが、この一連で光風館は何よりの存在を見出すことができたのです。ピアニストです。先日、このブログに奏楽者がいないと、嘆きのコメントを載せると、見てくださった、バレンタインの差し入れをしてくださったS一君のお母様から電話があり、「実をいうと息子は小学3年からピアノを習っていて、楽譜も読めるはずだし、ちょっと練習をすればピアノも弾けます」という、天の声のような連絡が入りました。すぐに礼拝委員の開T君に報告。二人で大喜び。そしてS一君へアタック。相変わらず口数の少ない彼。すぐにデビューはのぞみ寮終了礼拝後の出し物でピアノを弾いてもらうことに決定。頼んだ翌日、珍しく具合が悪く学校を休んだもんだから、もしかしたらよっぽど嫌だったのかと心配しましたが、口数の少ない彼。特にいやだという意思表示をしなかったので、そのまま決行。すると一人で練習している姿も見られました。そして当日、ちょっとミスはあったものの、見事な演奏!!彼の存在はありがたい。光風館の奏楽から初め、讃美歌をいっぱい練習してもらい、週に一度ののぞみ寮の全体礼拝へチャレンジです。そして最終目標は、学校の朝の礼拝の奏楽にもデビューしてほしいものです。お母様、貴重な情報をありがとうございました。しゃべらない分、そっちで頑張ってもらいたいと思います。