自分探しの敬和学園で 人を、自分を、好きになる。
自分探しの敬和学園で 人を、自分を、好きになる。
2020/02/04
1月27日（月）、3年生合宿を行いました。3年間暮らしたみぎわ館を後輩たちに渡すため、とことんきれいにするのがその1部です。13時にみぎわ館事務室に集合した３年生たちは、それまで必死に自分の荷物を箱詰めし、部屋から運び出していました。13時には空っぽにしておくことが合宿スタートまでにした……集合した時にはクタクタに見えた３年生たち。大丈夫かなぁと心配を胸に開始宣言。この１部の掃除でみんなにお願いしたのは1つだけでした。「あなたたちがこれまで使っていたお部屋は後輩たちがこれから使い続けます。3年間ありがとうと、頑張れよの気持ちを込めて掃除してください。」と。2時間ほどで部屋掃除は終わり、他に着手できるかなぁと思っていた私でしたが、みんなのことを侮っていました。ごめんなさい。棚や引き出しの中まで拭き掃除するのは当たり前。寒空の中ベランダに水をまきブラシで磨いたり、脚立に上って天井まで拭き、備え付けの机を壁際から動かしてその後ろまで埃を掃きとり、床はクレンザーで鏡のようにピカピカに。正直ここまでやってくれるとは思ってもいませんでした。3年生、すごい！の一言です。しかも、隣の部屋に「私たちはここもやったよ。埃すごいからやったほうがいいよ。」なんて声を掛け合いながらやってくれていたのです。すごい～！！
大よそ4時間ほどかけてピッカピカに仕上げ、匂いさえ真っさらにしてくれていました。自分たちの生活の痕跡を何一つ残さず。本当にすごいと思います。自分たちの写真とか、雑貨とかわざわざ置いていかなくても、ステキな関わりをたくさんしたから、お互いの心に刻み込まれているから不要なのだと思います。改めてとてつもなくステキな人たちと一緒に過ごせていたことに気付かされ、感謝しました。
1部の掃除はお部屋だけでは終わりません。その後、山ほど出たゴミと古紙を台車に積んで何度も往復しながら捨てに行き、館内中のゴミ箱を洗い、お風呂掃除まで。とにかく徹底的にやってくれました。おかげで今、みぎわ館はきれいです！ありがとう、３年生。お疲れさまでした。
《夕食はみんなで》
合宿の2部は「みんなで夕食」です。そろってテーブルに着き、一緒にお祈りして「いただきます！」を全力でしました。こんな時間も特別です。
そしてその後の3部はみぎわ館事務室で3年間で最後のミーティングを行いました。夕食をガッツリ戴いた後なのですが、みぎわっ子の食欲は計り知れません。用意したピザにアップルパイにお菓子に……とほぼすべてを平らげていました（笑）。別腹を満たした後は語らいの時です。一人ずつ「①3年間を振り返って、最後にみんなに伝えたいこと」、「②夢」の二つについて語ってもらいました。ラストメッセージとはまた違う、3年生14名だけに語る言葉には出会いの奇跡や喜び、感謝が照れることなくありました。一人一人の言葉に、それぞれの3年間でいろんなことがあった事を思い出し、「神様のなさることは時にかなって美しい」ことを痛感させられました。
この３年、笑ってばかりいたわけではありません。泣いて怒って、悩んで落ち込んで。そんなことも山のようでした。でも、その中で自分を想い・支え・励まし・愛し・共に歩んでくれる仲間たちと改めて出会い、それまで以上に笑顔で過ごせるようになっていきました。3年生の今の笑顔は出会った頃の笑顔の100倍ステキです。のぞみ寮での様々な出会いが3年の月日をかけてみんなを磨き、互いに磨き合い、ステキになっていったのです。
3部、感激の嵐過ぎて写真を撮るのを忘れていました。というより、撮れる状況ではありませんでした。涙・涙で……。こういう共有が出来る仲間が14人もいることの喜びを3年生たちも味わえていますように！そして小窓からこっそり様子を見ていた後輩みぎわっ子たち！先輩たち、ステキでしょ！？彼女たちを超えるステキなチームになれるよう、これからより一層互いに研磨し合っていきましょう！！
