今日のランチ

今日のランチ

2019/11/15

今日のランチ(2019.11.15)

ごはん(梅びしお)・サケ照焼・きんぴらごぼう・芋煮汁・牛乳・クリームブッセ

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 急に冷え込んで、朝の気温が5度になった。吐く息が白く車のフロントにも露がびっしり着いていた。新潟は紅葉が終わり、落葉と木枯らしの到来である。校内ではクリスマスの準備がすすみ、ロータリーのイルミネーションの支柱が建ち、文化委員会からは賛美歌発表会の課題曲が発表された。今年は258番「まきびとひつじを」である。

 

 先日、山形県出身の職員の方と「芋煮汁」の話になった。川原で大なべに大量の具材を入れ、重機で作る有名な芋煮は今日のメニューと同じ、しょうゆベースの牛肉だが、彼の出身の海岸沿いの地方では味噌ベースの豚肉なのだそうだ。彼曰く「庄内藩と米沢藩ですから」とのこと。なるほど、山形の芋煮といえばこの味と決め付けていた自分が恥ずかしい。

 

 この所変われば品変わる系の話は、敬和では時々盛り上がる話である。全国から生徒の集まる敬和ならではの話だからだ。「どれにしようかな…」のあとに何が続くか? 絆創膏をなんと呼ぶか?という質問は年度初めの授業では盛り上がるテーマである。「サビオ」「バンドエイド」「リバーテープ」「カットバン」「キズバン」etc…皆様のお住まいの地域ではどれだろう?

 

 この出身地域ごとに異なる背景を持った生徒たち、その多様性を大事にしたい。オープンスクールの説明資料作成で、現在の敬和生がどのようなルーツもっているか調べてみた。実に10を優に超える国名があった。互いを尊重し、個性を認め合い、共感、共生、共働が出来る敬和生。芋煮汁を頂きながら、敬和の教育の豊かさはそんな多様性が作り上げているのだ、と改めて思う晩秋である。

(S・K)