自分探しの敬和学園で 人を、自分を、好きになる。
2019/10/05
うどん・胡麻和え・えびの天麩羅・ケーキ・牛乳
動物には帰巣本能がある。巣を出て、どこに放り出されても巣に帰ってくる。太陽、あるいは星の位置、磁気感知、視覚、嗅覚あらゆる能力を駆使して我が家へ戻るのだ。
東京一極集中となり、あらゆる産業が首都圏に集中する。グローバル化も信じられない速度で進み、もはや日本の中だけで人生を終えることのほうが少数派かもしれない。小さな農村では人がいない、ということも少なくないだろう。広がりすぎる世界の中、敬和生はどうだろうか。校歌の歌詞にふと目をやると
「敬和 敬和 敬和 永久の ふるさと」
私たち敬和生にとって敬和こそ帰ってくるべき永久のふるさとなのだ。と実感させられた。
さて今日はホームカミングデー。故郷を巣立った敬和生たちが10年に1回永久のふるさとへ帰ってくる日。今年は8回生、18回生、28回生、38回生。それぞれが節目の年を迎える懐かしい顔ぶれだ。卒業してから変わったものもいくつかある。チャペルや創生館、友愛館が設立されたこと、校舎の塗装が新しくなったこと。冷暖房も完備された。
変わらないものもある。人の温かさとランチの美味しさ。青春時代を過ごした仲間と担任と食べるランチ。思い出話で場が和む。
永久のふるさとでこの凪な時間がいつまでも続きますように。
(H.M)