今日のランチ

今日のランチ

2019/10/04

今日のランチ(2019.10.4)

ごはん(のり佃煮)・牛肉コロッケ・ほうれん草ソテー・石狩汁・牛乳・ミニエクレア

1004

 

 

 

 先週の修養会で夕礼拝を担当した。普段の礼拝と違う切り口もあり、ここに要約を掲載し諸賢のご批判を請う次第である。

 

 

 51回生の学年テーマは「人はいかにあるべきか」だ。皆さんは敬和に入学した時、どんな自分になりたいと思っていただろう?そして今、その自分になっている、あるいは近づいているだろうか。私は、今回の修養会でそのために必要なことは何かが与えられたと感じている。それは、弱さに向き合うこと、あるいは弱さから目を逸らさぬこと、ではないか。

 

 人は誰でも「弱い」ことは嫌いだし、自分はそうではないと思いたい。だから、そういう弱い人を見るとダメ出しをし、努力を求め、コントロールしようとする。だが、それは投影だ。鏡なのだ。そういう弱い人の中に自分を見ているのである。普段、自分の弱さから目を背けて虚勢を張っているので、それに気づかされるようで怖いのである。

 

 聖書箇所で「私は弱い時にこそ強い」という部分に私はいつもひっかかっていた。謎かけのような箇所をどう読んだらいいのか。今一つの答えがでた。つまり自分の弱さを認めることこそが強いことなのだ。そのための勇気、覚悟をすること。自分の弱さを認めることができた人は、他者の弱さも受け入れることができる。

 

 今日の聖書は、人間が土から作られた器であることが述べられている。そしてその器に神様はその人だけが持つかけがえのない宝物を入れてくださったと書いてある。弱く脆い土の器である私たちは、その弱さを大切にして、与えられた賜物を生かす、そんな人生を歩まねばならない。そのことに気付かされた修養会であったと思う。

(S・K)